JICA海外協力隊の世界日記

Luna in Uganda

最後の農家訪問

お久しぶりです。2年の活動を終え、ウガンダから帰国をした筆者の山崎です。

今回は堆肥の普及活動についてのまとめです。

私は、近隣で稲作をしている3村約20名の農家さんを対象に、各村で7回ほど集まり、実際に堆肥づくりを行ったり、デモ圃場の設置を通して、堆肥についての理解を深めてもらう活動を行いました。

堆肥を作る場所の考え直しや、作業負担を減らす必要性など、行ってから改善すべき点に気が付くことなどもありましたが、農家さんからは好評で、作った堆肥を持ち帰ってくれた人や、自分で堆肥を作って、コーヒーや野菜が植えてある場所に撒いて、「土の水分の保持力が高くなった気がする!」と熱弁してくれる人もいたり、行って良かったと思えた活動でした。

↑研修が始まってから、家の敷地内で堆肥づくりを開始しました。

帰国前には、お世話になった農家さん達にお別れの挨拶をしに行き、その時に、今まで気になっていたけどなかなか聞けなかったこと(お金のことや家族のこととか)も聞くことができ、「ああ、関係性がある程度できていたんだな」としみじみ感じることができました。

そして、ささやかではありますが、参加してくれた農家さんたちの写真を使って、2025年のカレンダーを作ってプレゼントしました(この案は農家さんからでした!)。

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↑これが作成したカレンダー。なかなかいい出来だったのではないかと思います!

最終的にほぼ全員の農家さんに直接会って渡すことができました。

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↑カレンダーは大好評で、手に取るとみんな盛り上がっていました。

そして、この活動を一緒に行ってくれた現地スタッフ(左)

彼の協力なしでは、今回の活動は成り立ちませんでした。誰よりも私のことを理解してくれて、協力してくれて、尊敬も信頼もできる、本当に素晴らしい人にウガンダで出会うことできたのはとても大きかったです。

デモ圃場については、場所を貸してくれていたホストファーマーと農家さん達と話し合った結果、私が帰国した後も、継続していくことになりました。

堆肥に関心を持ち、今後も取り組んでいってくれることが本当に嬉しく、実際に堆肥を作ってみてくれた農家さんがいたことは、私にとってすごく大きな出来事でした。

農家さんと過ごした時間は本当にかけがえのないもので、今後みんなと会えなくなると思うと、やっぱりとても寂しいですが、日本からみんなのさらなる米の収量増加と、幸せを願っています!

これまで読んでいただき、ありがとうございました!

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