ランバレネ日記(横田隊員は帰国しました)

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横田 陽紀
東京都

タイプ/職種
青年海外協力隊
感染症・エイズ対策
派遣国
アフリカ
ガボン モワイエン・オゴウェ州ランバレネ市
一言メッセージ
エイズを取り巻く地域の状況の改善に取り組みます。仕事のこと、当地での生活のことをわずかばかりでもお伝えできたらと思います。

 

コラボレーション

2019.03.19

活動

現在、私は所属する病院にて"Educateur de sante"(直訳すると「健康に関する教育者」と少し仰々しい感があるのですが要は啓発担当者です)という役割で活動をさせて頂いています。

その役割を与えていただいて、注力しているのが、前の記事までに書いている「エイズ啓発クラブ」というものなのですが、啓発という点では1月の終わりごろから別の活動を始めました。

その活動というのは、妊産婦向けのエイズ予防啓発になります。

私の所属している診療所はランバレネ市の旧州立病院敷地内にあるのですが、
同じ敷地のすぐ近くには、妊産婦や新生児の診察を行なっている「母子保健センター(以下SMIと記します)」というのがあります。
このSMIに健診に来ている妊産婦の方々に啓発活動を行っています。

HIVの感染経路は、性交渉、血液感染、母子感染の3つがあります。
このうちの母子感染は、妊娠中の母親の胎内、分娩時、授乳時という3つのいずれかの段階で生じる可能性があります。

妊産婦の方々にはその事実とリスクについて知ってもらい、
HIV抗体検査(陽性か陰性かの検査)を受診してもらう必要性があることと、
仮に陽性であった場合に胎児・新生児へのHIVの感染の可能性を小さくすべく、治療の必要性を知ってもらいます。

このことについての啓発活動をSMIで始めました。

この活動は、SMIの男性看護師からの提案がきっかけで始まりました。

当初、同僚の臨床心理士か社会福祉士に一緒に参加してもらおう、と考えていました。
しかし、この活動を始める時期、なかなか他の業務との折り合いがつかず、とりあえず自分一人と母子保健センターの男性看護師と一緒に始めることにしました。

妊産婦さんの来訪が多い、毎週月曜日と木曜日の午前中に30分~1時間ぐらいの時間で実施しています。
内容は、
・HIVとエイズの違い
・感染経路
・母子感染の生じうる3つの段階
・母子感染を防ぐ治療プログラム
・抗体検査受診の勧め
といったものです。

この看護師からは、中等学校でのエイズ啓発クラブ向けに、HIV以外の性感染症、若年妊娠といった内容の啓発をしたい、と提案してもらっています。
所属先との調整の上、何かしら活動の広がりに繋げられれば、と思っています。

写真1:こんな感じでやってます(ランバレネに来た同期シニアボランティアの方に撮影していただきました)。PCからテレビに出力したパワーポイントのスライドを見せながらやります。ちなみにテレビの位置が高いところにあるので椅子に乗ってやっています。

写真2:一緒にやらせていただいているSMIの看護師です。

写真3:SMIの責任者である助産師の方です。実施日に上記看護師がいなかった際に出てきていただきました。