JICA海外協力隊の世界日記

La Vida Rica

任地の生活~レジャー編

世界の多くの国が新型コロナウイルス感染症の問題でロックダウン、事業の停止、学校の休校などの措置をとっています。そのなかでも一部の国や地域は徐々に経済活動を再開しています。

ホンジュラス政府も今月より、人口密度、感染者数、医療提供能力と経済規模によって国内の市町村を3つのグループに分けて、各グループ3段階で徐々に経済活動の再開に移行しているところです。私の任地グイノペ市は6月3日時点で感染者は1名、第1フェーズで60%の経済活動再開が予定されています。

さて、コロナ禍の前から、グイノペ市民のレジャーは滝や川に行って遊ぶことです。1枚目の写真は雨の後の滝坪の様子です。水量が多くて水が濁っていますが、市民は楽しそうに水遊びをしています。

ホンジュラスの南西部は山岳地帯で、風雨で削られた地形やそこを流れる滝が無数に存在します。乾いた岩場から流れ落ちる滝は絶景です。滝に向かう山道は緑豊かで、遠くから見る山の景色とは違った雰囲気です。

グイノペ市には、市民有志によるグループのEcoturismo Guinope(エコツーリズモグイノペ)があり、メンバーがボランティアで散策路の整備や案内看板を設置しています。週末には都心からくる観光客のガイドもしています。

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彼らは子ども向けの無料イベントをしたり(写真)、市民に呼び掛けて市内の公共施設のメンテナンスもしています。これらの活動も子ども達や家族にとっては楽しみなレジャーの1つになっています。

グイノペは開発の進んでいない山間の地域なので、わざわざ山奥にハイキングに行くのか疑問に思っていましたが、皆さん自然のなかで過ごすことが大好きだと分かりました。

こちらの写真は、グイノペ市のコミュニティにあるPlaya Blanca(プラジャブランカ:白い浜)という場所です。浜と名前がついていますが海ではなく川沿いにあります。ここは入場料を徴収するなど観光をビジネスにしていると聞いたことがあります。

ホンジュラスの人々はよくジュースを飲みます。グループで出かけると、3リットル入ペットボトルのジュースとプラスチックカップを買ってシェアして楽しみます。問題は、その後ごみとなった容器をそのままに置いてきてしまう人が多いことです。

飲み終わったペットボトルは切って容器やプランターにするなど、彼らなりのリユースをよくしていますが、使い捨てのコップや皿などはその辺に捨ててしまうので風にのって色々な場所に散乱しています。今般の外出禁止中はポイ捨てされるごみの量も減っているのでは、と想像しています。再派遣となった際には調べてみたいと思います。

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