JICA海外協力隊の世界日記

Sensei Takatomo のブラジル日記

リオデジャネイロの野球チーム

皆さんこんにちは。
今回はリオデジャネイロの野球チームについてお話します。皆さんはリオデジャネイロ(以下、「リオ」)といえば何を思い描きますか?
リオにはカーニバルやキリスト像など有名なものがたくさんあり、2016年には夏季オリンピックが開催されました。美しい自然や建造物などがあり、多くの観光客が訪れる一方で、ブラジルの中でも治安が悪いことでも有名です。また、貧しい人々が住む貧民街が広がっています。リオにはロシーニャと呼ばれるブラジルで最大の貧民街があり、貧しい人々が山の斜面に住居を構え、地元民でもそこの区域に住む住民以外は立ち寄ることはありません。

そんなリオにもいくつかの野球チームがあり、JICAの志村隊員がリオで唯一の野球隊員として活動されています。

今回、私が訪れた野球グラウンドは公園の中にあり、両翼70メートルほどでそこまで大きなグラウンドとはいえませんが、ゲージやネットもあり非常に綺麗に管理されていました。
バッティング練習では硬式のボールを使うとグラウンド外に打球が出てしまうので、ソフトボールを使って練習していました。それでも、いい当たりの打球はフェンスを超えることもありました。
公園でのジョギング中に通りかかった人々は見慣れない野球の練習風景に珍しそうな目で見ていました。

志村隊員は地元の選手以外に、リオに住む日本人駐在員の子どもたちにも野球の指導をしており、子どもたちが楽しんでプレーをしている様子が印象的でした。リオはサンパウロとは違い、日系人が非常に少なく、野球はサンパウロほど根付いていませんが、志村隊員は日本での様々な経験を活かし、「必ずリオに野球を普及させてやる」という強い熱意を持って活動されていました。

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