JICA海外協力隊の世界日記

Sensei Takatomo のブラジル日記

ブラジル野球

今月からWBC(ワールドベースボールクラシック)が開催されています。今大会の日本代表は、大谷翔平選手などのメジャーでも活躍している有力選手がメンバー入りしています。そんな中、侍JAPAN初の日系選手であるヌートバー選手に注目が集まっています。走攻守の全てにおいてレベルが高く、全力でプレーする姿、そしてチームに溶け込もうとする積極的な姿勢などを見て、多くの人が彼を応援しています。

私の配属先のチームでは半分以上の子どもたちが日本にルーツを持っています。彼らは日本人の3、4世にあたり、見た目は日本人に見えますが話す言葉はポルトガル語です。

ブラジル野球では多くの日本語が使われており、試合前の整列の際には「オネガイシマス」、試合後は「アリガトウゴザイマシタ」と言った日本式の野球が組み込まれています。「トウルイ」や「ガイヤ」といった日本語の野球用語も使われています。また、ブラジルではコーチや監督のことを「センセイ」と呼ぶので、私も子どもたちから「センセイタカトモ」と呼ばれています。

私が担当しているカテゴリーはT-BOLという7〜8歳のカテゴリーで、中には5歳の子どももいます。練習中に砂遊びを始めてしまったり、集中力がなくなってしまうことがよくありますが、出来るだけ興味を持ってもらえるような楽しい練習をできるように心がけて取り組んでいます。T-BOLの選手は現在8人在籍しており、あと1人増えれば大会に参加することができます。

ブラジルでは皆さんもご存知のようにサッカーが1番人気のスポーツです。野球道具を取り扱っている店もほとんどありません。野球人口を増やすのは簡単なことではありませんが、イベントなどで野球を紹介し、選手獲得に繋げていきたいです。

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