JICA海外協力隊の世界日記

Sensei Takatomo のブラジル日記

ブラジルの病院について

今回はブラジルの病院についてお話しします。

先日、配属先の野球場でグランドの芝刈りをしている際に、針金が膝下に刺さる事故に遭ってしまい病院にかかることになりました。

最初に、配属先の近くにあるUPAと呼ばれる公立の救急医療センターで診察を受けました。傷口を見せたところ、おそらく骨は折れていないから大丈夫とお医者さんに言われましたが、痛みが酷かったためこちらからお願いをしてレントゲンを撮ってもらいました。そこで初めて針金が刺さっていることが分かりました。処置を行うため別の公立病院に移り、お医者さんに診てもらったところ、針金が自然に出てくるからそのままで大丈夫と言われました。

その後、私立の病院でも診てもらったところ取り出した方が良いということだったので、後日手術を受けることになりました。

手術はサンパウロ市内にあるサンタクルス日本病院という私立病院で受けました。この病院は2人のJICAボランティアが配属されている日系病院で、多くの日系人の患者さんが通院されていました。日系病院ということもあり、病院食に味噌汁やふりかけご飯などの日本食が出されたり、テレビではNHKを見ることができました。

ブラジルの公立病院は医療費や薬などが無料ですが、待ち時間が非常に長い、待合室で野良犬が寝ていたりなど、私立の病院に比べると設備や衛生管理など様々な面で劣るところがあります。

私立病院の方は設備などが整っている代わり医療費が非常に高額です。金銭的に貧しい人は、公立病院にしか行くことができず、長い期間待たされたり、高度な医療が受けられないのが現状です。

その後、怪我は完治し、今では通常通り生活しています。療養期間中、配属先やJICAスタッフの皆さんから励ましのメッセージをもらい本当に感謝です。怪我や病気にかかってしまうと活動もできなくなってしまうので、これからは安全第一で活動していこうと思います。

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