2024/08/22 Thu
活動 観光
リラロのはなし
Zdravo! ズドラヴォ
セルビア観光隊員の星野です。
先日、中学の部活動以来の熱射病になりました。40度越えの日々から早く過ごしやすくなってほしいような、時間が過ぎるのが惜しいような、、、
さて、今回は任地ロズニツァで有名なLilaLo Festival リラロフェスティバルについてです。
(ちなみにLila"L"oは誤植ではなく、前回お話ししたLilaリラと、Loznicaロズニツァを掛け合わせた名前です)
ЛилаЛо/LilaLo リラロ
7月11日夜のリラニエとよばれる火祭りを皮切りに、数日間開催されるフェスティバル ЛилаЛо/LilaLo リラロ。
開催場所はロズニツァ市街地と、近隣のトゥルシッチ、バニャ・コヴィリャチャの計3カ所。今年で開催7回目とまだ新しいですが、セルビア国内のみならず海外から人気のアーティストを呼ぶなど、歴史、文化、現代カルチャーが融合した先進的なフェスティバルで、毎年注目を浴びています。
写真はロズニツァ観光協会より
今年は7月11日-14日の4日間開催。協力隊活動の面からお話しすると、睡眠時間が連日4時間ほどでヘロヘロでしたが、フェス自体は今年も大変な盛り上がりでした。来年に向けてプロモーションの強化などを進められたらと思います。ぜひ多くの方に見て頂きたいフェスティバルです。
開催は派遣先の観光協会が主導し、プログラムの作成から出演者、ゲスト関連の手配、取材対応、広報などさまざま行います。たったの十数名でこれだけの規模がこなされていくのを見るのは圧巻であり、大変勉強になりました。また、リラロのコンセプトとして、若者を取り込んでの新旧の文化融合・継承を目指しており、これには地元青少年ボランティアの力が遺憾なく発揮されています。彼らはアーティストたちと交流するご褒美を心待ちに、本当によく働いていました。
上から、セルビア語大家ヴク・カラジッチそっくりさんコンテスト、セルビアの民族舞踊コロ、アレクサンダル1世のKur Salonでのオペラ
日本文化ワークショップも開催し、習字、折り紙、浴衣試着を実施。上記ボランティアの子たちにも沢山手伝ってもらい、数名は事前に1週間かけて何度も練習し、折り紙と着付けを覚えてもらいました。毎回楽しそうに、でも真剣に学び、“もっと上手になりたいから、細かいことでも全部言って!”と向上心の塊を目の前にして心洗われるようでした。当日はまるでプロの着付け師のように立ち回り、スムーズな進行を実現してくれました。自分で全てやろうとせず、周りを信じて助け合うことは大切で、とても素敵なことだと気づかされました。
剣道隊員も応援に駆けつけてくれ、道着袴を身に着けた彼の習字ワークショップは大変な人気でした。はるばる見に来て下さったJICAボランティア調整員の方と彼には心から感謝しています。
習字道具・浴衣はJICAバルカン事務所より借用。折り紙は現地調達(A4色紙を購入し製本業者に裁断依頼、経費は受入先負担)
前回からラ行が多くて、レロレロラリラリ書いていますが、次回はたべものか、観光スポットについてお話ししたいと思います。
それでは
Ćao!
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