2024/09/04 Wed
自然
くだもののはなし
Zdravo! ズドラヴォ
セルビア観光隊員の星野です。
あっという間に9月になりました。
先日どこかで、コウノトリ(シュバシコウ)の巣を見ました。
もう巣は空っぽで、
きっとつい最近、エジプトやスーダンに向かって飛び立っていったのでしょう。
自然が豊かなセルビアは、季節の移り変わりを日々の中に感じられて良いな、と思います。
さて、今回はたべもののはなし。くだものについてです。
ご存じでしたでしょうか、実はセルビアは超がつくほどのくだもの大国!(著者しらべ)
ラズベリーは世界第3位、プラムは第4位の生産量を誇ります。(2023年)
それ以外にも様々なくだものを、市場やスーパーで目にします。
セルビア国民の血液、Rakijaラキヤとよばれる蒸留酒だってもちろん、くだものから作られています。
店の軒先に並ぶすいか。キロ50円以下。巨大。
職場のすいか休憩。忙しいイベントの合間にパクリ!塩かけるのかけないの論争はこちらでも健在です。
くだものとわたしのエピソードはふたつ。
ひとつめは、6月中旬、ロズニツァ郊外のグチェヴォ山を登りにいったときのこと。
市街地から山のふもとまで、2時間ほど歩くのですが
なんというか、
リアルフルーツ狩り?しながら歩いて行けるのです。
道の脇に、džanarika(すもも)trešnja(さくらんぼ)breskva(もも)、、、
なんて贅沢なのでしょう!
甘くて酸っぱいすもも。道すがらすももだらけ。
赤い宝石のようなさくらんぼ。後ろの赤い粒もぜんぶ。
ふたつめは、市場に行ったときのこと。
7月頃、顔見知りのおじちゃんのところで野菜を買ったら、
持って帰りな、とdinja(メロン)をおまけしてくれました。
小ぶりながら、日本で買ったならば3.000円はくだらないだろう大きさ。
でもタダでもらったし、それほど期待は高くなく、、、
のはずが、、、
冷やして数日後に食べてみたら、、、
これがもう、うなるほどうまい。なんだこれ!って感じでした。
頂いたメロンは緑の果肉でしたが、オレンジも広く流通しているそう。
高貴な香りにくどすぎない、でも芳醇な甘さ。文字通り美しい味でした。おじちゃんありがとう!!!
7月頃から出回るいちじく。週末の市場で味見。大のお気に入りです。
以上おそるべし、くだもの大国セルビアなのでした!
冒頭に書いたラキヤについて、同じく観光隊員でいらっしゃった酒井隊員の記事がとても面白いので、そちらもぜひチェックしてみて下さい!
セルビアを代表するお酒、ラキア | わたしのセルビア時間(酒井 貴子) | JICA海外協力隊の世界日記
それでは!
Ćao!
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