JICA海外協力隊の世界日記

ブータン便り

なぜブータン生活はこれほど快適なのか

Kuzuzanpola! 隊員の岩井です。
ブータンでの生活は非常に快適です。本記事ではなぜここまでブータン生活が快適なのか、いくつかの要素を紹介します(順不同)。

1.顔
顔がそっくりです。びっくりするくらいそっくりです。なので外国にいるという感じがあまりしません。私が民族衣装のゴを着ているとほぼ100%ブータン人だと間違われます。

2.気候
私の任地に限って言えば夏は最高気温28度ほどで涼しく、冬は地元群馬県と比べると暖かいです。もちろん冬は寒いのですが雪が降るほどではありません。昔は毎年冬に雪が降っていたようなのですが、昨今は地球温暖化の影響でここ2年はパロで雪は積もっていません。

3.四季
ブータンには四季があります。標高は2,000m超ですが緯度が低い影響で総じて日本の避暑地のような気分です。
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4.お寺
ブータンは国教がチベット仏教と定められており、至るところにお寺があります。同じくお寺がある日本で育った私にとってはなんだか落ち着きます。
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5.米
主食が米です。加えてダショー西岡さんをはじめとする農業専門家のおかげでブータンでも日本のお米が育てられており、私はブータンにいながらも日本米を毎日食べています。
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6.田園風景
米があればもちろん田園風景もあります。こちらもそろそろ収穫です。この風景は落ち着きますね。
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7.お辞儀
私はヨーロッパに住んでいたことがあるのですが、ヨーロッパでお辞儀をしても相手はスルーです。ブータンだと日本と同じように「Kuzuzanpola(こんにちは)」と一緒に軽くお辞儀をすると相手もお辞儀を返してくれます。

8.合掌
多くのブータン人は仏教徒ということでお寺に行けば皆合掌をしています。何気ない光景ですが、日頃「いただきます」と「ごちそうさまです」の度に手を合わせる我ら日本人にとっては親近感が湧きます。

9.治安
ブータンの治安は日本並みに良いです。iPhoneも手元に戻ってくるくらいです。もちろん100%安全というわけではありませんが、今のところ危険を感じたことはありません。夜は人よりも野犬の方が怖いです。

10.山
私は群馬県の田舎で山に囲まれながら育ちました。そんな私にとってどこを見渡しても山だらけのブータンは居心地が良いです。
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11.親日
日本の皇室とブータン王室の繋がりや長年のJICAの支援も相まって多くのブータン人が日本に親近感を持っています。

12.日本の国旗
日本の支援で導入された車や機械、設備、建物等を頻繁に目にします。日本にいた時よりも日本の国旗を見ている気がします。
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13.右ハンドル左車線
日本と同じです。

14.アジア人
同じアジア人なので、アジア人差別を経験せずに済みます。

15.土足厳禁
日本と同じく昔ながらの家では靴を脱いでから家に入ります。

16.木造+土
ブータンの昔ながらの家は木と土壁をあわせた建築となっています。私の実家はもうすぐ築100年で未だに一部土壁が残っているため、ブータンの古民家に行くと実家を思い出します。
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17.インフラ
ブータンにはスタバもマクドナルドもありませんが、ガスも水道も電気もインターネットもあるので十分に生活できます。ブータン生活は刺激が欲しい方には物足りないですが、物欲が少ない方には住みやすい国です。

18.日本食レストラン
いろいろと書いてきましたがもちろん日本を恋しく思う時はあります。そんな時は日本食レストランに行きます。首都ティンプーにはHAYATE Ramenがあり、私の任地にも生姜焼きが美味しい日本食レストランができました。
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19.日本の食材
醤油もみりんも味噌もカレールーも買えます。


以上です。ブータンは良い国なので、人生で一度はぜひ来てみてください。

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