JICA海外協力隊の世界日記

ボリビア便り

#237 ボリビアでの新たな発見①―佐藤颯星(東京農業大学連携・短期派遣)―【野菜栽培/菅】

JICAと東京農業大学連携で派遣された佐藤颯星さん。初めての南米・ボリビア、そして協力隊としての約1か月間のボランティア活動。これらを通して得られた新たな発見をインタビューしました。

★到着時の様子はこちら ↓↓↓

#225 【番外編】短期隊員2名(東京農業大学連携)ボリビア(サンタクルス)到着!! | ボリビア便り(ボリビア事務所) | JICA海外協力隊の世界日記

――まず初めにこの短期派遣に参加しようと思ったきっかけを教えてください。

もともと、JICAが行っている国際協力の活動に関心がありました。大学の先生や先輩方にJICAで働いていた方がいて、実際の経験についてお話を伺う機会がありました。その中で、国際協力の仕事はとてもやりがいがあり、楽しそうだと感じたことがきっかけで、今回の大学連携の募集に申し込みました。

――ボリビア・サンタクルスではどんな活動をしましたか?

主に、「小規模農家の所得向上を目指すSHEP手法の現地での再普及」をテーマに活動しました。

配属先の職員や農業普及員、農業試験場に集まる農家の方々へのインタビューを行いました。また、現地の市場(メルカド)を訪問し、農産物の販売状況や市場の様子も調査しました。

――活動する中で意識したところ、頑張ったなと思うところは何ですか?

スペイン語で積極的に、配属先の職員や農家の方々とコミュニケーションを取ることを意識しました。分からないことがあったときには、先輩隊員や現地の職員の方に聞くようにしました。

また、派遣期間中にいただいたチャンスをできる限り逃さず、さまざまな活動や機会に挑戦することも大切にしました。

――また、大変だったところは?

先の予定がなかなか分からないことが大変でした。急に予定が入ったり、反対に予定がなくなったりすることもあり、時間の感覚も日本とは異なるため、計画を立てることに難しさを感じました。

また、何度か会議に参加しましたが、スペイン語で行われるため、内容についていくのが難しく、翻訳アプリも活用しながら理解に努めました。

農家や指導員、市場の業者へのインタビューも苦労することが多く、当初の計画を大きく変更しながら、柔軟に取り組みました。

――今後また派遣される後輩たちへのアドバイスをお願いします。

まず、スペイン語はできる限り練習しておくことをおすすめします。現地でのコミュニケーションの幅が大きく広がります。

また、今回の活動に関係するSHEPについて、事前に調べておくと現地での活動をより理解しやすいと思います。

そして、現地で自分は何をしたいのかという軸を明確に持っておくことが大切だと思います。

―― ボリビア・サンタクルスに到着した直後と今の印象の変化

到着した日は雨が降っていて、とても寒かったのですが、今では比較にならないくらい暑く、そして風が強くなってきました(笑)。

それから、現地の人はとても優しい方が多く、食べ物も本当においしいです。価格も日本と比べるとかなり手頃です。

暑い季節ではありますが、思っていたよりも過ごしやすく、生活にもだんだん慣れてきました。

――自分自身の中での変化や成長できた部分

派遣時期が大学生の長期休暇中でしたが、平日の朝から夕方まで、現地の社会人と同じように勤務する生活を経験できたことは大きかったです。毎週のタスクに根気強く取り組み、調査をするたびに方向性を見直しながら、少しずつ改善していく力が身についたと感じています。

また、苦しいときや戸惑ったときにも、すぐに諦めることなく、長い目で物事を捉えて乗り越えることができるようになりました。

先の予定が読めない環境の中で、いくつかの計画を立て、状況に応じて行動するという柔軟性も身についたと思います。

――日本、大学に戻ってこの経験をどう活かしていきたいか

まず、今回の経験や5年計画について、今後派遣される学生にしっかりと引き継いでいきたいです。ここで得た学びを、報告会などを通して大学に還元していきたいと思っています。

今回の活動を通して興味を持った、新しいテーマもいくつかあるので、今後の自分の研究や活動にも反映していきたいです。

そして、将来は職種や分野にかかわらず、今回の派遣で感じた国際協力における課題に、継続的に向き合っていきたいと思っています。日本の文化や技術の発展に貢献できる活動にも取り組みながら、国際的な視点を持って、日々の活動や学習にこの経験を生かしていきたいです。

――おすすめサンタクルスグルメ

おすすめは、*Ají de lengua(アヒ・デ・レングア)*と*Sopa de maní(ソパ・デ・マニ)*です。

どちらもボリビアならではの料理で、サンタクルスに来たらぜひ食べてほしい料理です。

―― おすすめサンタクルススポット

*924日広場(Plaza 24 de Septiembre*がおすすめです。

近くにはサンタクルス大聖堂があり、伝統を感じさせる建物も多く、街並みがとても綺麗です。特に夜のライトアップが素敵です。サンタクルスの中心部に位置しているので、周辺にはカフェやお店も多く、アクセスしやすいところも魅力です。

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【インタビューアーから一言】

大学3年生の夏休みという、大学生活においても大事な時期にボリビアで活動してくれた佐藤さん。

その中で自分自身の発見や初めての体験、出会いなどなどたくさんのことがあったと思います。

この1か月を糧にこれからも頑張ってください。ボリビアから応援していますし、仲間がいることを忘れないでくださいね!

¡Hasta luego!!!!(またね)

文責 菅 千晶(2025年度3次隊/野菜栽培/サンタクルス県サンタクルス市)

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