2025/11/25 Tue
サラリーマンのボツワナ記 活動
プロハンター試験 射撃試験編

マウンも雨期に入り。
洗濯物がたまりにたまり。
すでに乾季が待ち遠しい。
コンピュータ技術隊員(42)です。
さて本日は。
ボツワナの資格試験のお話です。
私の配属先であるBWTI(Botswana Wildlife Training Institute)では。
3か月に1度、資格試験を行っています。
本日はその中の1つ。
プロハンター(PROFESSIONAL HUNTERS)試験に。
同行した際の記事となります。
※配属先、資格試験の概要については過去の記事もご参照ください。
本記事を通じて。
ボツワナの資格試験を。
少しでも体感いただければ幸いです。

■資格取得の目的
ボツワナの一部指定エリアでは。
国の許可、およびライセンスを持つ事業者を通じて。
観光目的のハンティングが許可されています。
本資格は、そのような事業を行う場合に。
取得が必須となる資格です。
■日程
試験は3日間で行われ。
1日目、3日目は屋外での実地試験となります。
※今回はページの都合上、1日目の内容のみとなります。
1日目:射撃試験
2日目:筆記試験
3日目:自然ガイド試験(Park Interpretation)
■射撃試験
7:30 事前確認、移動開始
試験教官4名がBWTIに集合し。
テスト用紙、スコップ等を積み込んだら。
試験場所まで車で移動します。
8:45 射撃場到着
9:00 受験者と合流
オフロードのデコボコ道と1時間格闘したのち。
射撃場で、6名の受験者と合流です。
9:10 事前説明と準備
教官1名が事前説明をしている間。
その他教官が射撃場の準備をします。


射撃場利用中、を表す。
赤い旗を高台に設置し。
射撃位置から。
25m~50m離れたところに。
5つの穴を掘り。
射撃のマトを設置。

手前の赤いライフル置き場から。
各マトを狙うわけですが。
個人的には。
遠すぎて。
全く当たる気がしませんでした。。。

マトの設置と並行して。
6名が持参した私物のライフルを。
車の荷台、一か所に集め。
ライフルの型番、銃弾数を記入します。
発砲後の薬莢含めて。
自分の武器を都度確認することは。
安全、自然保護の観点からとても重要で。
ハンターの基本だ。
とは、ベテラン教官談。
そんな、ありがたい言葉と共に。
準備完了です。

10:00 試験開始
まずは、受験生みずから。
セロテープでマト用紙を張りつけます。
※黒マルの外でも、用紙に当たりさえすればOK。

その後、自身のライフル、銃弾を持ち。
事前の安全確認を行います。
※準備の手順、手際の良さも試験項目です。
試験官にも手渡し。
ダブルチェックが行われます。

射撃場所に移動し。
緊張した雰囲気の中。
5つのマトめがけて。
45秒以内で。
発砲を行います。

射撃が終了した受験生は。
自分が撃った薬莢を回収するとともに。
教官と共に、5つのマト用紙を回収します。
その後。
ライフルの事後安全確認をし。
荷台にライフルを仕舞い。
サインをして、試験は終了となります。
この緊張と緩和を。
繰り返すこと計6回。
私は見ているだけでしたが。
慣れない緊張感から。
終わるころにはグッタリしていました。

13:00 試験終了とフィードバック
全員を一か所に集め。
あらためて合否を伝えます。
3つ以上のマトにあてることができれば。
射撃試験合格となりますが。
今回は2人のみが合格。
合格者のみ、翌日の筆記試験に進めます。
最後は。
各教官からのフィードバック。
印象的だったのは。
「撃つ前に、当たるかどうかは決まっている」
という、ベテラン教官のありがたいお言葉。
日常の訓練。
ライフルの手入れ。
当日の準備、等々。
事前準備が最も大事だという比喩ですが。
サラリーマン時代。
似たような言葉を。
たくさん聞き。
使ってもいたので。
教官の言葉に共感しつつ。
懐かしくも、どこか寂しい。
なんとも言えない感情になりました。
いかがでしたでしょうか。
少しでも、試験の雰囲気が伝われば幸いです。
2日目、3日目の試験につづく。
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