2026/02/12 Thu
小学校 文化 特別支援学級 美術
ボツワナの子どもたちの絵を日本で見てほしい!~障がい者アート展の開催~

ドュメラン。こんにちは。モレポロレ村のボネワマン小学校の特別支援学級に派遣されている菅井です。
今日は、ボツワナの子どもたちが描いた絵画を日本に送り、山形県寒河江市美術館で行われる「アートツリーやまがた」で展示することについて紹介します。 現在開催中(2026年2月8日~)のホットな話題です。
14回目になる今年の「アートツリーやまがた」には全部で300点ほどが展示されます。そこに私が派遣されている小学校特別支援学級の子どもたちが描いた作品と、ボツワナの中学生の絵画、さらに「環境絵日記」としてJICA横浜で昨年展示されたボツワナの小学生の絵も展示します。 ボツワナの子どもたちの作品は合わせて70点ぐらいになります。
私は「アートツリーやまがた」で長年、実行委員を務めてきました。この美術展は障がいのある方の作品展ですが、美術作品には、障がいがあるとか、ないとか、国が違うとかは関係ない・・・という考えから、インクルージョンな社会を目指して、賛同する様々な作家たちの絵も一緒に展示しています。さらに公募制をとらず、実行委員の推薦で作品を選出するというやり方で、様々なバックグラウンドを持つ地元のボランティアたちで企画・運営を行っています。
ボツワナの子どもたちの絵を地元の人たちにも見てほしい・・・
こんな私の単純な思いから美術展の準備を始めましたが、そこには、様々な困難がありました。

「どうやって作品を日本まで送ればいいの?」
国際宅急便をどこに頼むのか、そしていくらかかるのか。また、頼んだとして本当に日本に届くのだろうか。悩んだ末、結局、派遣期間を終えて帰国する隊員や一時帰国するJICA職員に、その都度お願いして、スーツケースに入れてもらうことにしました。
半年かけて、なんとかすべての作品を山形まで送ることができました。皆さんに感謝です。
次に、美術展のポスター作りです。ちょうどその時、ボツワナの元隊員が長野県で地域おこし協力隊になり、ボツワナで有名なクルアートを美術館に展示すると聞きました。早速、彼女にそのクルアートの作品を、私たちのポスターに使用できないかと連絡しました。彼女からOKをもらったものの、ボツワナのクルアート本部と絵画の利用契約を結んでほしいと言われました。
「絵画の利用契約ってなに?」
著作物利用許諾契約のことで、ライセンス契約とも言うそうです。私は買い取った絵画は、買った人が自由に使ってもいいと思っていました。たとえ絵画を購入したとしても、著作権は作家に残るということを初めて知りました。
ボツワナのクルアート本部に連絡し、私たちの美術展の趣旨を説明し、英語の契約書にサインし、正式に使用が許可されました。そして、データを山形の仲間に送ることで、ようやく素敵なポスターが完成しました。
今回のタイトルは現地の言葉で「ハホナ マタータ」にしました。 意味は、「心配ないさ、問題ないさ」です。落ち込んでいても仕方がない。とにかく前を向いて進んでいこうというメッセージを込めました。

そんなこんなで、私はこの美術展開催のために日本に一度も帰国することはできませんでしたが、多くの元隊員のネットワークや実行委員である地元の仲間のバックアップのおかげで、ボツワナの子どもたちのたくさんの作品を展示することができました。
オープニングセレモニーでは、先月帰国した同郷の元隊員がボツワナについて語る予定です。
みんな、本当にありがとう!!
是非、美術展でボツワナの子どもたちの絵を見てください!!
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