JICA海外協力隊の世界日記

ボツワナ便り

ボツワナで活躍する日本車

Dumela! (こんにちは!)コンピュータ技術隊員の加地です。

今日はボツワナのクルマ事情について紹介したいと思います。

ボツワナのいろいろな乗り物の話は、レタケンの平石隊員が記事にしてくれています。

ボツワナの乗り物や公共交通機関について
https://world-diary.jica.go.jp/JICA_Botswana/life/post_30.php

私はボツワナ第二の都市、フランシスタウンで活動しています。人口は10万人ほどとされ、幹線道路はもちろん、舗装された道路も多く、車もたくさん走っています。

その車はどこからきているかというと、ほとんどが日本の中古車です。日本で走っていた時のまま、車検ステッカーや丸い保管場所標章が貼られている車がほとんどで、「あぁ、こんなところから来たんだ」と、ふと日本を思い出すこともしばしば。

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社名や学校名が入ったままのバスやトラック、それにいわゆる「痛車」も、ときどき見かけます。

日本車の評判はとてもよく、中古で入ってきたばかりの車両はセカンドといって、特に好まれています。

が、よく考えてみると走っている車の9割くらいは日本車で、そもそも比較の対象がないのではと思ったり。。

マーケットは中古車でまわっていて、人口的にも経済的にも、新車ディーラーや組み立て工場といった自動車産業は、なかなか成り立たなそうです。

ここで、よく聞かれる質問トップ3

1)カーナビを英語にできないか

日本ではカーナビをつけていない人も多いように思っていたのですが、ボツワナに入ってきている中古車にはほとんどカーナビがついています。しかし、ほとんどが日本の国内向けであり、地図が機能しないのはもちろんのこと、表示が日本語で、設定画面が開けたとしても、目的の設定に辿り着くのは至難の業です。

オーディオ機能の操作はなんとなくできるようで、過去にCDから取り込まれたであろう日本の曲をかけてくれるドライバーもいたりしました。

そして、残念ながら言語の切り替え機能を備えたカーナビは、ほとんどありません。20回くらい聞かれて、切り替えができたのは1つだけでした。

2)アラームを消したい

エクスクラメーションマーク(!)やスパナマークが表示され、これを消したいという相談を何度か受けました。日本語でメッセージが表示されているので、それを説明したりするのですが、ディーラーに持っていって修理というようなことはしないようで、理由がわかったら納得する人もいれば、リセットする方法をあの手この手で探す人も。

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車載のセンサー類をモニタする機器とスマホアプリの組み合わせで、無数にある各センサーの状況確認やカウントのリセットができるようです。

しかしこれはさすがにちょっと心配になりますね。

3)変なアナスンスが止まらない

「ETCカードが挿入されていません」という音声メッセージはアフリカでもっとも有名な日本語の一つ というYouTube動画を何本かみたことがあります。これについて何か聞かれたことはないのですが、カーナビの設定で抑止することができる場合もあるようです。

ある日相談を受け、いってみると、目的地が設定されたままになっていました。いわく、走っていると、ずっとずっと何か喋ってるんだそうです。おそらく、目的地に向かってルート変更させようとしていたのだと思いますが、動き続けていたとは恐るべし。。目的地を削除して、謎のアナウンスが流れなくなったことを確認してホッとしていました。

壊れるまで乗り続ける

コンビ(乗り合いのミニバス:ハイエースの改造車がほとんど)は数十万キロ走っているものも少なくなく、メーターが一周していたという話も聞いたことがあります。

いつまでも走り続けられる日本車の性能はたいしたものですが、フロントガラスにヒビが入ったままで走っている車も多く、日本人の感覚からすると、何か危なっかしさも感じます。

環境性能が年々向上している日本車がそのまま来ているわけですが、それでも点検整備が不十分なまま乗り続けると、その性能も担保されないことになります。まだ環境負荷を心配するほど人も車も多くないということかもしれませんが、少々複雑な気持ちになりますね。

もったいない!?

私は最初、せっかくカーナビがついた状態で輸出されてるのなら、せめて英語表示に切り替えられたらいいのにと思いました。ナビだって、地図が入れば使えるわけだし、なんだかもったいないなと。

しかし考えてみれば、ナビはスマホでもできるしタクシードライバーは市街地の道をよく知っているし、帰省ラッシュの渋滞の中でDVDを観たりなんて需要もないし、要らないものなのかもしれません。

でも、FMラジオが日本とは周波数の幅が違って受信できない局があったりとか、惜しいなぁとついつい考えてしまう、コンピュータ技術隊員でした。

車載カーナビの強みの一つは位置情報や移動軌跡の記録だったりするので、その国ならではの課題解決に役立つアイデアがあるといいのかもしれません。

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