JICA海外協力隊の世界日記

フィリピン便り

フィリピンに給食は?~栄養改善プログラム~

Maayong hapon!
フィリピンの小学校教育隊員なほです^^
パナイ島イロイロ市にある小学校で、5年生と算数の勉強をしています。
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さて、いきなりですがクイズです。

フィリピンの学校には給食があるでしょうか?

答えは…、

。。。

。。。。


ありません!

フィリピンには給食がなく、子供や先生たちはお弁当を持ってきたり、

家に食べに戻ったり、買ったりしてお昼ご飯を食べています。
★ Mangan Tayo!たべましょう! | フィリピン便り(フィリピン事務所)

給食がないフィリピンですが、別の栄養改善プログラムが行われています。

それが、School-Based Feeding Programと呼ばれる食べ物を配給するプログラムです。

これは全ての子供達を対象としたプログラムではなく、

体重が低めの子供たちに対して栄養価の高いパンやミルク、お米などを渡すプログラム。

週に1、2回大量の食べ物が運ばれてきて、対象の子達へとどんどん渡されていきます。

袋に入ったミルク。 面白い形に興味を惹かれてよく読んでみると…

なんと牛の乳ではなく、水牛の乳!

フィリピンで水牛はCarabaoと呼ばれており、3種指定されている国獣のうちの1種。

かつては農業でも大活躍していたそうです。

通常の牛乳に比べすっきりした味わいだそう…!お店で見かけたらぜひ飲んでみたいですね。

ミルクの他にも、にんじん味パンや、カボチャの栄養を練り込んだクッキーなど、

子供達でも食べやすい工夫がされた食べ物がたくさん届きます。

プログラムは違えども、子供達の健やかな成長を願うのは万国共通ですね!

【 なほ/小学校教育 】

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