JICA海外協力隊の世界日記

フィリピン便り

フィリピーノ・ホスピタリティ~大使来校の舞台裏~

フィリピン理科教育隊員のMikaです。
ルソン島ラ・ウニオン州の学校で、理科教育支援を行っています。
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先日のドゥーモン隊員の記事のとおり、 →★遠藤大使がラ・ウニオン州を訪問!先輩隊員の活躍に刺激

在フィリピン日本国大使館の遠藤和也大使がわたしの配属先の学校に視察に来られました

大使を迎える学校は、どんな準備をしていたのでしょう。その舞台裏を一部ご紹介します。

一枚目の写真は、構内にあるJICAの支援でつくられた建物と記念撮影をしたときのものです。

その建物の前には…

画像2.jpgまさに WELCOME! なペイントが、手洗い場の裏に施されていました。

先月にはまだなかったので、大使来校に合わせて新たに描いたようです。

他にも、実は大使来校の前日までいろいろな壁が塗りなおされていました。

フィリピンでは、イベントごとにターポリンをつくります。

普段はイベントの前日にみんなでA4サイズの紙を貼りあわせてつくるのですが、

今回は特注のビニール製!並々ならぬ気合を感じますね。

画像4.jpg公開授業「身近なものからDNAを取り出す実験」についても、

カウンターパートの先生と準備をしてきました。 バナナが定番の材料だと伝えると、

「どのバナナ?」

と聞かれ、何種類もバナナがあるフィリピンならではの悩みが生じました。

どれでも大丈夫だろうとは思いつつも、念のため2種類もってきてもらうことに。

サババナナとカントンバナナ、どちらもバッチリDNAが観察できました!

DNAは果汁100%ジュースからも取り出すことができます。

しかし、スーパーで買ってきた4種類のうち、2種類しかうまくいきませんでした

(写真中央の2つのみ、ジュースの上にエタノールの層が混ざらずに形成されている)。

この経験から、カウンターパートの先生に予備実験の大切さを感じてもらえたと思います。

また、現地にあるものだけで色んな実験ができることも実感してもらえているのではないかと思います。

WELCOME大使のターポリン、また使用できる日が来ることを学校の生徒・教員一同強く願っています!

【 Mika/理科教育 】

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