2026/06/01 Mon
ちょっと変わった民間療法!?

フィリピン栄養士隊員のうっちーです。
現在、ボホール島ロアイ町にある地域保健事務所で、子どもの栄養改善活動を行っています。
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先日、フィリピンの伝統的なマッサージ「Hilot(ヒロット)」を体験してきました。
Hilotは、フィリピンに昔から伝わる伝統療法の一つで、オイルを使いながら身体の疲れや不調を整えていくマッサージです。
こちらでは、体調が悪い時や疲れが溜まった時に利用する人も多く、地域に根付いた文化として親しまれています。
ある日の勤務中、
同僚が「お腹が痛い。下痢症状がある」
と訴えていました。
すると、オフィスから出ていき、他の同僚へ何かをお願いしている様子…。
気になって周りの同僚たちに尋ねると、
返ってきたのは「Tabaco(タバコ)」というワード(笑)
もちろん、お腹が痛い同僚は喫煙者ではありません。
「どういうこと?」と思い、気になって観察させてもらうことにしました。
すると、日本ではなかなか見かけない、驚きのケアが始まったのです。
それは、
“オーガニックタバコの煙”を使う方法でした。
オーガニックタバコについてはHalo隊員の過去記事参照(フィリピンに今も残るオーガニックたばこ文化「ロンボイ」 | フィリピン便り(フィリピン事務所) | JICA海外協力隊の世界日記 https://world-diary.jica.go.jp/JICA_Philippines/person/post_103.php)
痛みがあるところへ、先にオイルを塗り、
葉巻のようなタバコに火をつけ、
その煙をお腹まわりへ当てていきます。
最初は「えっ?」とかなり驚きましたが、話を聞いてみると、
ボホールでは昔から腹痛や「kabag(ガスが溜まった状態)」を和らげるために行われてきた民間療法なのだそうです。


フィリピンでは、「体に風が入る」「冷えが原因で体調が悪くなる」といった考え方があり、
煙や温かさで体を整えるという文化が残っています。
特に年配の方ほど、このような伝統的な方法を信頼している印象があります。
ローカルマッサージの後にこの煙を使うこともあるとか・・・。
実際に私も体験してみると、煙の温かさもあり、不思議とリラックスする感覚がありました。
もちろん、医学的に効果が証明されているわけではありませんが、
日本ではなかなか経験できない文化に触れられ、とても興味深い体験でした。
私に煙をかけてくれた同僚は、しきりに
「温かさを感じる?」と聞いてきました。
どうやら血流を良くして「温める」ことが、一番の目的のようです。
海外で生活していると、日本では当たり前ではない考え方や習慣に出会うことがたくさんあります。
最初は驚くこともありますが、その土地ならではの文化や価値観を知れるのは、海外生活の面白さの一つだなと改めて感じました。
ちなみに私は自宅へ帰宅後、すぐに全身シャワーを浴びました。
施術自体は面白かったのですが、全身から漂うタバコ臭には耐え切れず…。
例えるなら、喫煙可能だった昔ながらのスナックから帰宅した時のような感覚でしょうか(笑)
みなさんも、興味があればぜひ、
ボホール島の民間療法にチャレンジしてみてくださいね!
最後にこちら、任地で作られているオーガニックタバコの葉です。(ただの枯れ葉みたい・・・
【うっちー/栄養士】

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