JICA海外協力隊の世界日記

スリランカ便り

【SPOGIMI2025】Vol.2 SPOGOMI予選会 世界遺産の港町ゴール編

こんにちは、環境教育隊員としてビンギリヤで活動している岸です。
日はSPOGOMI WORLD CUP スリランカ予選会第一弾!4月に開催された南部州選考大会の様子をお届けします。

SPOGOMI WORLD CUP」に関してはこちらの記事を御覧ください。
【SPOGIMI2025】Vol.1 "ゴミ拾い"が世界をつなぐ!?~スリランカで巻き起こる"SPOGOMI"旋風~ | スリランカ便り(スリランカ事務所) | JICA海外協力隊の世界日記

8月に開催されるSPOGOMI WORLD CUP スリランカ大会本選に向け、5回に渡り予選会が開催されました。予選会の上位5チーム、計30チームが本選への出場権を獲得します。

予選会の幕開けとなる南部衆選考大会の舞台は港町ゴール。
古くから海のシルクロードの中継地として栄えた都市で、17世紀オランダの植民地時代に築かれた旧市街と要塞は現在までその街並みを受け継ぎ、世界遺産にも登録されています。

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朝、集合しチーム登録と説明を実施。参加者は31チームで協力してゴミを集めます。本予選会には10チームが参戦。熱のある司会進行により、チームの士気が上がっていきます。

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全チームでルールを確認し、ついにSPOGOMIがスタート。1時間決められた範囲内でゴミを集めます。SPOGOMI最中は、1チームにつき1名審判が付き、ルール違反の有無や安全を管理します。私も審判としてチームに帯同しました。

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「こんなとこにもペットボトルがあるよ」「吸い殻が多いね」「昔は隣人のことをもっと考えてたからこんなにポイ捨てなかったらしいよ」こんな話しをしながら、ゴミ拾いを進めます。

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個人的にも、観光地だからか、田舎の町ではめったに見ないタバコの吸い殻の多さに驚きました。分別をしながらゴミを集める、SPOGOMIならではの発見です。

1時間後、各チームたくさんのゴミ袋を持って集合場所に戻ってきました。

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しばしの休憩。歩き回って疲れた身体を癒すのはヤシの実ジュース。南国ならではの光景ですね。「疲れた~」と言いながらも、集めたゴミを見て清々しい顔のチームメンバーも印象的です。

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分別・計量を行い、上位チームを表彰します。

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全チームで計249kgのゴミを集めました。1箇所に集めるともの凄い量のゴミです。日々どれだけポイ捨てや不法投棄があるか、実感する光景です。

分別や表彰の合間にも、何人かの観光客や地元の方々が足を止め、「なんのイベントだ?だれが主催なんだ?町をきれいにしてくれてありがとう」という言葉をかけてくれました。参加者内や集めたゴミの量にとどまらない、SPOGOMIのインパクトを感じました。

次回は予選会Kandy編をお届けします!

それでは、また次の記事で。

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