JICA海外協力隊の世界日記

タイ便り

【特別編】~日本語で子ども達の「できた!」を増やす~

■職種:青少年活動

■配属先:ナコーンラーチャシーマー人身取引被害者保護福祉センター

■名前:布施谷 夏子

サワディーカー!

私はタイ東北部の玄関口、ナコーンラーチャシーマー県の人身取引被害者保護福祉センターで活動しています。

配属先には人身取引の被害に遭った少女達が暮らしており、彼女たちに学習指導や心のケア、退所後の生活に役立つようなアクティビティを考え実施するのが私の役割です。

人身取引のことや施設にいる子ども達がどんな子達か気になった方はぜひ他県のセンターで活動している星宗さんの記事をご覧ください♪ https://world-diary.jica.go.jp/JICA_Thailand/cat3924/2.php

さて今回は私が力を入れている活動の1つ、日本語学習について紹介します。

先日、国際交流基金(Japan Foundation)の森田先生、橋本先生にお越しいただき、同僚にも手伝ってもらいながら日本語の授業を行いました。

テーマは「どんな味か表現してみよう!」ということで、子ども達は実際に日本のお菓子を食べて「あまい」「しょっぱい」などの味、「サクサク」「ふわふわ」といった触感を日本語で表現する練習をしました。

あまり食べたことのない日本のお菓子を食べてみたり、普段あまり関わることのない日本人の先生たちと交流したりすることができて子ども達はとても楽しそうでした。

特に印象に残っているのは、学んだことを使って日本語で会話をし、「話せた!」「伝わった!」という嬉しそうな、誇らし気な子ども達の表情です。

子ども達は今までほとんど日本語を習ったことがないので、はじめは「難しい!できない!」「覚えられない~」とあきらめそうになる子もいます。

それでも何度も一緒に練習をして「できた!」を実感すること、「できたね!すごい!」と先生に褒めてもらう経験が彼女達を勇気づけるものになるといいなと思っています。

人身取引被害者である子ども達は様々な問題を抱えており、関わる中で難しさ、無力感を感じることも少なくありません。

授業をしていても、「疲れた」「もう寝たい」と言われることもしばしば。

それでも一緒に時間を過ごす中で、学習や職業訓練を頑張っているところや外国人である私を助けてくれる優しいところ、そして無邪気な笑顔を見ていると彼女たちの未来が明るいことを願わずにはいられません。

これからも子ども達と一緒に過ごす時間を大切に、自分にできることを考え続けていきたいと思います。

今回の日本語の活動にご協力くださった森田先生、橋本先生、そして最後まで読んでくださった皆さん、ありがとうございました!

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