JICA海外協力隊の世界日記

ウズベキスタン便り

男だらけの結婚報告会!?


執筆:山口浩司(JICAウズベキスタン事務所企画調査員)




今日はウズベキスタンでの婚礼関係の儀式のひとつである「早朝プロフ会」を紹介します。



ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが「プロフ」とは、こちらの記事(ウズベキスタン料理といえばコレ!巨大釜で作るプロフ!レシピ付き)でも紹介した通り、ウズベキスタンをはじめとする中央アジアの国民食であるピラフのことです。

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ウズベキスタンでは、男女が結婚をする時に、その父親が自身の親族、友人・知人や仕事の関係者等に対し、そのおめでたいお知らせを共有する「早朝プロフ会」(サハルゲ・オシュとも呼ばれる)を開催するのが慣例となっています。

今回は私の仕事の関係者のご子息が入籍するとの事で朝7時よりその早朝プロフ会に参加してきました。



イスラム色が強いウズベキスタンでは家父長制が一般的に広まっており、子とその結婚相手が、正式な儀を経て結ばれた二人であり、決して不貞不潔の関係ではないことを正式に関係各所に伝える儀式として現代でも受け継がれているイベントだと言われています。



父親から、「自分の子が異性と一緒にいてもそれは何ら間違いではないので勘違いしないでくださいね」というメッセージのようなものでしょうか。



故に早朝プロフ会のオーガナイザーは父親、ゲストも父親側から招かれた男性のみで、そこには新婦の姿さえありません。


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会場は結婚式場を貸し切りで、各円卓に馬肉のプロフやフルーツ盛り合わせ、スナック、飲み物等が次々と運ばれ、参加者をもてなします。

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会場の内装はいかにも中央アジアテイスト溢れる装飾や民族楽器奏者の生演奏によるBGMで、まさに「ザ・豪華」な雰囲気。

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早朝プロフ会はその名の通り、結婚報告に合わせてプロフを振る舞う会であり、特に新郎や父親のスピーチなどがあるわけではなく、ゲストもプロフを食した後は三々五々と解散していきます。



おもてなし文化の強いウズベキスタンでは、このプロフ会を豪華に実施するために父親は必至に働き、日本円で数百万円もかけて準備を行う方も少なくないそうです。



家族愛の強いウズベキスタンで、自分のせがれの人生最大のイベントにお金をかけることが親としての愛のカタチのひとつなのかなと思いました。



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