2025/12/02 Tue
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観光隊員が紹介!バヌアツの魅力とおすすめ観光情報! ~半日街中ツアーin首都ポートビラ~(#4須藤佳澄/職種:観光)

Halo! 2025年度1次隊バヌアツ観光隊員須藤佳澄です。2025年9月からバヌアツ観光事務所で活動しています。バヌアツ観光事務所では、バヌアツの認知度向上と将来的な誘客を目指して、主に日本市場向けに観光マーケティングやプロモーションに携わっています。
先日バヌアツでは、ヤスール火山マラソン(Yasur Volcano Run)というイベントがタンナ島で開催されました。ヤスール火山は、世界で一番火口に近づける火山です。タンナ島は、首都がある島からフェリーや飛行機などでアクセスできます。そのイベントに日本からランナーが参加しました。今回は、大会後日本人ランナーさんと半日で首都ポートビラをまわった際の観光スポットをご紹介します!
まず、ポートビラの中心部、バヌアツ国立博物館に行きました。国立博物館では、入場のみ1,000VT(約1,369円)もしくはツアーガイド付き1,500VT(約2,054円)どちらかを選びます。ちなみに、私の同僚は「バヌアツ国立博物館は、メラネシア文化を一挙に体感できるスポット!バヌアツの魅力は多様な文化!」とよく語っています。※メラネシアは、南太平洋にある島々の地域名です。フィジー・バヌアツ・ソロモン諸島・パプアニューギニア・ニューカレドニアなどが含まれます。

館内には、伝統的な生活道具、儀式用の彫刻、考古学的な出土品などが展示されており、83の島で構成されるバヌアツの文化を知ることができます。

ガイドツアーに申し込むと、スタッフによる砂絵(Sand drawing)や、伝統音楽の実演なども楽しめます。バヌアツの砂絵は2008年にユネスコの無形文化遺産に登録されています。砂絵は、指1本で砂の上に表現する伝統的なアートです。一本の線だけで、動物・植物・道・物語などの伝統的な教えを表します。80以上の言語のあるバヌアツで古来からの知恵をつなぐコミュニケーションの方法としてうまれ、今も受け継がれています。
ちなみに、以前博物館を訪れた際に、たまたま日本からのお客様がいらっしゃっており、バヌアツの楽器でさくらさくらが演奏されていた時は、聴き馴染みのある曲が流れ驚きましたが、なんだか嬉しかったです。

次はバヌアツ国立博物館から徒歩約15分、セントラルマーケットに行きました。市内中心部の海辺に位置しているポートビラ最大のマーケットです。村のお母さんたちが毎日新鮮な野菜や果物を販売しています(日曜日お休み)。バヌアツの野菜やフルーツは100%オーガニックです。バナナ一房約100〜200VT(約137〜273円)で売られています。

シーズンごとに売られている野菜や果物が少しずつ変わるので、季節の移り変わりをマーケットから感じられるのもちょっとした楽しみです。バヌアツは値切り交渉がなく、野菜や果物に値段が書いてあることが多いので、安心してお買い物ができます。

セントラルマーケットでは、環境への配慮からプラスチックの使用を控えています。そのため、このように葉っぱでできた究極のエコバックを見つけた時は、感嘆しました。写真はパームヤシの葉で編んだバッグで売られていたキャッサバです。

セントラルマーケットから徒歩約9分、同じく海沿いにあり連日観光客で賑わっているNAMBAWAN Caféに行きました。徐々に乾季から雨季に移り変わっているタイミングだったので、日差しも強く一休みしました。

こちらのカフェでは、タンナコーヒーという現地で栽培され焙煎されたコーヒを堪能することができます。コーヒー以外にもフルーツジュースなどカフェメニューが豊富です。

NAMBAWAN Caféから徒歩約5分、トラベルインフォメーションセンターがあります。私の配属先の組織の一部で、私が所属するメインオフィスも以前はこちらに併設していました(メインオフィスは2024年12月の地震の影響で一時移転中)。

壁際のマップを使いながら、現在いるエファテ島(首都ポートビラがある島)、その他5つの州の島、おすすめなどバヌアツの全般情報を教えてもらいました。みなさまもバヌアツにご旅行の際はぜひお立ち寄りください。

最後に、バヌアツ人シェフがいるKai Vanuaでランチをしました。市内中心部からKai Vanuaへは約7分バスに乗りました。バヌアツのバスは、時刻表やバス停が基本的にないので、ナンバープレートにBと書かれている車を見つけて、止まれそうな場所で手を上げてバスを止めます。行き先を伝えてバスの行き先のルートが同じだと乗ることができます。現金150VT(約205円)を降りる際に手渡しします。

Kai Vanuaでは、バヌアツ牛や魚などのメイン、付け合わせにバヌアツの国民食ラップラップやシンボロ、タロイモやクマラ(スイートポテト)のフライなどさまざまなバヌアツ料理を味わえます。新鮮なフルーツジュースも付いてくるので、個人的にはお気に入りのレストランです。この日はバヌアツ牛のステーキ1,300VT(約1,780円)を食べました。
<番外編>
今回は行けませんでしたが、Kai Vanuaの近くにあるNoa Noaをご紹介します。Noa Noa は、バヌアツを代表するコスメブランドです。カヴァやジンジャー、花など、さまざまな素材を使ったバヌアツ産の製品を幅広く取り揃えています。30gの石鹸が130VT(約178円)で売っているのでお土産にもおすすめです。

移転したのでGoogleマップには出てきませんがVolcanic Earth Massage&Day Spaの向かいあたりにあります。このお花の門が目印です。現在週末は土曜日午前のみの営業です。バヌアツは日曜日お休みのお店も多いので、事前に営業時間を確認すると安心です。

今回は、首都ポートビラ市内でまわった観光スポットをご紹介しました。市内には多くのカフェやレストラン、ベーカリーなどがあるので、ぜひお気に入りを探してみてください!
配属先のHPは、バヌアツの観光情報が満載ですので、ぜひバヌアツ旅行の際はご活用いただけると嬉しいです!
https://www.vanuatu.travel/en/
※2025年11月時点 1VT(バツ)=1.37円
<その他の記事>
観光隊員が紹介!バヌアツの魅力とおすすめ観光情報!
~秘境バヌアツのビレッジステイ~
https://world-diary.jica.go.jp/JICA_Vanuatu/cat2354/post_12.php
~ヌナ島&ペレ島~
https://world-diary.jica.go.jp/JICA_Vanuatu/cat2354/2_1.php
~ノースエファテ編~
https://world-diary.jica.go.jp/JICA_Vanuatu/cat2354/3_1.php
Tankiu Tumas!(ありがとう!)
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