2026/04/07 Tue
人 小学校 活動
学校の新たな挑戦!生徒たちが学び続けるための基礎を作る学習プログラム

こんにちは!2025年11月までザンビアのキトウェで活動していた多田有花です。
今回の世界日記では、私の活動先が新たな取り組みとして生徒たちに提供している学習プログラムについてご紹介します!
(日本帰国前に執筆した記事になります)
私の配属先の学校での活動については、これまでもご紹介しています。ぜひ合わせて読んでいただけると嬉しいです!
ザンビアの子供たちと文化交流! | ザンビア便り(ザンビア事務所) | JICA海外協力隊の世界日記
グローブもバットもいらない!ボール1つで楽しめる「Baseball5」 | ザンビア便り(ザンビア事務所) | JICA海外協力隊の世界日記
今回ご紹介する学習プログラムは、私が派遣されてから学校で始まった新たな取り組みです。

・授業の様子
配属先の学校に通う生徒の多くは英語の読み書きや基礎的な計算能力に課題を抱えています。小学校高学年、中学生になっても文字が読めなかったり、簡単な四則演算を間違えてしまったりということは珍しくありません。その背景には、就学前教育へのアクセス不足、学習に十分な環境が整っていないこと、授業の欠席率が高いことに加えて、家庭の事情で学校に通い始める時期が遅れることなど、様々な要因が重なっているのだと思います。
ザンビアの公用語。その他、政府が認める主要現地語が7つあります。他にもザンビアには73の部族が存在し、各部族で使用される現地語が部族の数だけあります。
私が暮らすキトウェでは「ベンバ語」という言語が使用されています。私も現地語で会話したい!と勉強中ですが、これから子供たちがより社会で活躍するためには英語を話せることがとても重要だと思っています。ザンビアでは進学するために必ず試験に合格する必要があり、その試験は英語での実施となるため、高等教育を受けるためにも英語が不可欠です。
私が活動する地域では、家庭での会話はベンバ語がほとんどのようなので、学校で英語を勉強できるようサポートする必要があります。そんな生徒たちの助けになればと始まったのがこの学習プログラムです。

・音読にチャレンジ
授業内容等について同僚と話し合いを重ねていましたが、実際に初めてみないと分からない!ということで、学校のターム休み期間にお試しで授業をやってみることに。小学2、3年生を対象に、休み期間中の特別授業のような形でスタートしました。
写真を見てわかるように、このプログラムはICTを活用した授業です!教材もオンラインのものを使用し、学校にあるパソコンルームをフル活用して授業を行います。
授業の内容は、ゲーム感覚でアルファベットの音を覚えたり、みんなで本を読んだり。パソコンルームにある大きなモニターを使用することで、目で見て、音を聞いて学習することができます。アルファベットの音も習得できていない生徒もいるため、最初は「このアルファベットの音は?」というところから学び始めます。
生徒たちの集中力が切れてきたタイミングでは、音楽を流して体を動かします。歌いながら歌詞に合わせて体を動かすことで自然と言語を習得していくことができます。
最初は慣れない様子だった生徒たちも、授業の回数を重ねるごとに新しい授業のスタイルに適用して、楽しみながら学んでいます!

・英語の歌に合わせて体を動かします。元気いっぱい!
このプログラムは開始して4ヶ月ほどしか立っていないのですが、この期間だけでも、歌の歌詞を覚えたり生徒が文章を読む力がついたりと、変化が見られています!ターム休み中のお試しで始まったプログラムですが、休み明けも続けて実施しています。こういった基礎的な学習は継続して実施することが大切だと思うので、繰り返し学習することで身に付き、徐々に新しいことにもチャレンジできるようになります。最初は2、3年生向けに実施していましたが、授業スタイルが確立できてきたタイミングで他学年にも拡大しています。
私は短期隊員のため、子供たちの成長を見届けられず帰国になってしまいます。なので、一緒にプログラムを立ち上げ、一緒に悩みながら授業を提供してきた同僚に託します!今後もこのプログラムは学校の中で大切なプロジェクトとして実施されていきます。
私の活動期間の間で種を蒔くことができたと思うので、今後も生徒たちが学び続け、いつかまた学校を訪れる機会があった時に、成長した生徒たちと会うことが楽しみです!

・パソコンを使って算数トレーニングをしている様子

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