JICA海外協力隊の世界日記

南米サッカーコーチの滞在日記

ボリビアに来ようと思ったきっかけ...短期ボランティアの声④

こんにちは。
2018年度1次隊ボリビア派遣(職種:サッカー)の遠藤です。

第10回目となる世界日記も、短期ボランティアの声をご紹介。
前回までの短期ボランティアの声はこちらから↓↓
ボリビアに来て感じたこと・驚いたこと...短期ボランティアの声①
ボリビアに来て感じたこと...短期ボランティアの声②
サッカーの素晴らしさ...短期ボランティアの声③

もう短期ボランティアの活動は終了して彼らは日本に帰国しました。
この世界日記は1週間に一度のペースで更新されていくので、記事の内容と若干時差があるのはご了承ください。

それでは早速短期ボランティアの日記をご紹介していきます。

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こんにちは。
福岡大学3年の水城太賀(みずきたいが)です。

ボリビアでの生活は残り1週間となりました。
これまでの活動は非常に充実したものであり、とても良い経験をさせて頂いています。
ほかの隊員がサッカー活動で感じた事など被っている部分があると思うので、私は短期ボランティアに参加しようと思ったキッカケと実際に派遣されて思ったことについて少し書かせてもらいます。

自分たちが所属している福岡大学サッカー部はJICAと大学連携を2020年まで結んでいます。
これまでボリビアに派遣された先輩方の報告会などを聞いて、JICAの仕組みや活動内容について詳しく知ることができ、興味を持ったことが大きな理由の1つです。
身近な友達や先輩がJICAでアフリカ、南米などにて活躍されているのも理由にありました!

私は幼い頃からプレイヤー一筋でサッカーを行ってきたので自分のこれまで習ってきたことやサッカーから学んだことを指導者という立場で伝えたいという気持ちと、地球の裏側にあるボリビアという国の文化を肌で感じとったり、価値観の違いなどを学ぶことで今後の自分の人生に活かしたい!という思いが1番強かったです!

なかなか南米にいく機会はないと思いますし、ましてやボリビアに行く事もないと思います!
”行く”以外の選択肢は自分にはなかったです!!

実際にボリビアのコチャバンバとスクレで活動してみて、、、食事がとても美味しい!
今まで食べてきて、口に合わなかった食事は1度もなかったです!
お肉、芋がメインでボリュームもあり、食で困らない所はとても良かったと思います。
食事は海外で生活する上で大切な項目の1つだと思うし、食事の楽しみがあるからこそハードな活動でも頑張れると思うんです!笑
実際に食事をモチベーションに活動を頑張れています!!

次に、サッカーの活動から学んだことについて話します。

コチャバンバでの活動では、人工芝のグラウンドにたくさんのボールやコーン、マーカーなど環境面が日本とあまり変わらない所で非常にビックリしました!
教えている指導者も元プロが3人いて、もしかすると日本の環境よりいいかもしれませんね(笑)
私が育った小学校の時のチームより遥かに環境が良くて羨ましかったです。
より技術を伸ばすためのトレーニング法やコーチ陣に対して私たちの意見を述べ、良い活動が行えたと思います!

一方、スクレではキレイな人工芝のグラウンドの隣にある、小石や砂利が混じった駐車場で練習を行います。
何度も破け、縫い合わせたボール。
マーカーやコーンの数も充分に足りてはいません。
横の人工芝のグラウンドでは楽しそうに同年代の子供が練習を行っています。
しかし、隣のグラウンドで練習している子供たちに負けない熱量で、私たちが提示したトレーニングを目を輝かせて取り組んでくれるんです!

少なからず日本でサッカーを行うと環境を言い訳にしてしまう自分がいますし、誰しもが環境は意識する1つだと思います。
でも環境なんて関係ありません。
ボール1つさえあれば行えるという、サッカーの良いところです。
そして、言葉は通じなくても、サッカーという競技で”繋がれる”素晴らしいコミュニケーションツールの1つだと、私は再確認しました!

コチャバンバのチーム、スクレのチームの監督が共通して同じことを選手に言っていました。

「日本人は時間を守り、尊敬し合う心を持っている。我々は真似をしなければならない。」

日本人が一番大切としていることを、私たちが言葉で伝えてもいないのに、感じとってくれたんです。
私は非常に嬉しく、短期隊員の活動だけではなく、日頃から草の根の活動を行なっている長期隊員の素晴らしい活動があって、この言葉が生まれたのだと思います!
スポーツを通して人間教育。
スポーツは偉大でサッカーという競技は素晴らしいと改めて感じました。

自分はボリビアにて多くのことを学ばせてもらっています。
私たちは日本のこと、サッカーのことを1つでも多く、残りの期間で伝えていく努力をするつもりです!

派遣期間中、自分たちが行なった活動をSNSやブログを通して発信することが多くあります。
言語化することは簡単なようで難しく、相手に自分の言葉を文字で伝えるということ、自分の意見を伝えることは、これから社会に出る上で必要なことだと思います。
もっと日頃から言語化する癖をつけないといけないなと痛感させられました。

このような経験をさせてもらえていることに感謝したいです!

拙い文書でしたが、読んで下さりありがとうございました!!

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以上が短期ボランティアの日記です。

「言語化することは簡単なようで難しい」というセリフがありました。
自分の思っていることを文字に起こすというのは、なんども繰り返さないと慣れませんよね。
でも言語化して伝えるというのは本当に大切なことなので、日本でもぜひ自分の想いや考えを発信していって欲しいです。

次回がいよいよ最後の短期ボランティア日記。
5人全員に書いてもらって、それぞれが感じたことを読んで理解するのは面白いです。
次回もお楽しみに。

それでは今回はこの辺で。
Chao!!

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