JICA海外協力隊の世界日記

日本の裏側からお便り~標高3600m越えLa Pazより~

Vol.36 ボリビアの正式名称なーんだ?

今日は、私の思うボリビアの魅力を!ご紹介します☆彡

まずはクイズ!(たーらん)

ボリビアの正式名称は何でしょうか!?

はて、正式名称あるの?って思った皆さん!

実はそーなんです!その名も、、

ボリビアは南米の中でも、先住民の割合が高い国!!その名の通り、多様な民族、言葉、文化が共存しています。

任地のラパスに住んでいると、日常的に民族衣装をまとった女性を見かけます。彼女らは、chorita(チョリータ)と呼ばれています。詳しくはVol.17の記事を⇒ https://world-diary.jica.go.jp/hiratasumire/culture/vol17.php

何重にも重なったひだスカートは色や模様が様々!街で見かける度に「わぁッ」と心躍ります。


さ・ら・に!

スペイン語に加えて36の先住民言語が公用語である、ボリビア。民族の多様性を感じる瞬間が他にもあります。

平等.jpeg

こちらはスペイン語で「法の下に皆平等」と書かれた紙。街のカフェ・レストランや屋内に入ると、基本的にこの文章がドアや壁に掲示されています。

とても素敵だなと感じると同時に、先住民族が抑圧されてきた歴史を踏まえての言葉、だと私は受け止めています。


最後に、ボリビアのスピリチュアルな一面を紹介します。

ボリビアの大多数の国民はカトリック教徒。が、土着の信仰も根強く残っていて、2つの宗教観が融合して生まれた行事があります。

例えば、カーニバル(Vol.10の記事を参考に⇒ https://world-diary.jica.go.jp/hiratasumire/cat2590/vol9.php )

カーニバルと聞くと、みんなでワイワイ騒ぐお祭りのイメージがあるかと思います。でも、ボリビアのカーニバルは少し違う!!

オルロのカーニバルは毎年2日間に渡って実施されますが、初日は宗教的な意味合いが強いんです!ダンサーは正装での参加に飲酒禁止。

踊り終えた後、身体は疲弊しきっていますが、一斉に教会に入ります。そして、聖マリア像を前に跪き、自分の罪を告白して身を清めるのです。こちらが初日のメイン!!(実に面白い)

一方、2日目は帽子を外すなど少しラフな衣装、且つお酒を飲みながら踊ることができます。初日とは会場の雰囲気も変わって、ダンサー間の「絶対に踊りを間違えてはならない」という緊張感が無くなり、純粋に楽しんでいるようでした。これぞ、いわゆるカーニバルのイメージ!

また、このカーニバルに3回出場したら、願い事が叶うとも言われています。☆☆☆

まだまだ尽きないボリビアの魅力!

過去にも様々な話題で執筆しているので、ぜひご覧あ~~~~れ☞ 日本の裏側からお便り~標高3600m越えLa Pazより~(平田 すみれ) | JICA海外協力隊の世界日記

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