JICA海外協力隊の世界日記

Sasa!ケニア・ティカ通信

ケニアの国立公園③~ナクル国立公園

Jambo!みなさんこんにちは。
ケニアで環境教育隊員として活動している加賀瀬です。
もう3ヶ月も前になりますが、ナクル国立公園に行ったときのことを書きたいと思います。

以前に「フラミンゴの湖」というタイトルのブログで、ナクル湖のフラミンゴについて書きました。

Sasa!ケニア・ティカ通信「フラミンゴの湖」

ナクル湖は、ケニア中部のナクル郡の中心都市ナクル市にあります。ユネスコ世界自然遺産「大地溝帯にあるケニアの湖沼群」を構成する湖の一つです。
以前のブログでも書いた通り、アルカリ性の水質で、そこで繁殖する藍藻類をエサとするフラミンゴが多く集まることで有名です。今回のブログでは、フラミンゴ以外のナクル湖国立公園の魅力について書いていきたいと思います。

ナクル湖国立公園は、ナイロビ国立公園と同じく、都市型の国立公園と言えます。しかもナイロビ以上に町の中心地に近く、車で10分程度で国立公園のゲートに到着します。
ナイロビ同様に規模も小さいので、半日で一巡することができます。

フラミンゴ以外で、ナクル湖国立公園で見るべき動物は何かと問われれば、それはサイだと答えます。クロサイとシロサイを両方見ることができます。
ナクル湖国立公園では、様々な野生動物を保護しており、他のアフリカの国からもサイを受け入れたりしているのだそうです。

クロサイとシロサイは、実は色にはあまり違いがないそうです。しかし、違いは色々あります。
クロサイ:口が尖っていて、木の葉っぱなどを食べる。縄張り意識が強く気性が荒い。シロサイと比べると小型。
シロサイ:口が平べったく、地面の草を食べる。群れでいることが多い。クロサイよりも大型。

上の写真がクロサイで、下の写真がシロサイです。
サイの仲間は絶滅の危機に瀕しているものが多いので、たくさん見られるナクル湖国立公園はありがたいと思いました。

NakuruNP_04.png

他にもロスチャイルドキリンというキリンが、ここナクル湖国立公園で保護されています。
キリンにも実はいくつかの種類があり、ケニアで最もよく見られるのはマサイキリンという種類です。
この写真のロスチャイルドキリンは、かつて絶滅に瀕していたそうですが、保護活動によって数が増えてきているようです。ロスチャイルドキリンとマサイキリンは、身体の模様で見分けられるようですよ...!

他にも、ライオンやシマウマ、イボイノシシなどの様々な動物を見ることができます。大きな湖があるので、水辺を好むアフリカスイギュウやウォーターバックなどの動物やペリカンなどの水鳥もたくさんいます。
比較的気軽に訪れることができて、満足度が高いサファリができる国立公園だと思います。機会があればぜひ訪れてみてください!

それではみなさん、Kwa heri!

NakuruNP_05.png

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