JICA海外協力隊の世界日記

Sasa!ケニア・ティカ通信

モヨ・チルドレン・センターのサッカー教室にお邪魔しました!

Mambo!みなさんこんにちは。
ケニアで環境教育隊員として活動している加賀瀬です。

以前に世界日記で紹介した、私の任地ティカにある児童養護施設「モヨ・チルドレン・センター」で開催されたサッカー教室にお邪魔してきました。

2022年3月14日のブログ「モヨ・チルドレン・センターに訪問してきました!」

このサッカー教室は、SOLTILO株式会社によって行われている「Africa Dream Soccer Tour」の一環として行われたものです。
SOLTILOは、元サッカー日本代表の本田圭佑選手によって設立された会社です。ケニアの隣国ウガンダではプロサッカーチームを運営しており、JICAとパートナシップを結んでいます。

「JICAとSOLTILO Bright Stars FCがパートナーシップ協定を締結 -サッカーを通じたウガンダの社会課題解決およびSDGsの達成を目指して協働-」

アフリカ・ドリーム・サッカーツアーは「アフリカの難民やスラム街に住む経済的に恵まれない子ども達を対象に無償でサッカーを指導するチャリティプロジェクト」として行われているそうです。
モヨ・チルドレン・センターでのサッカー教室では、元JICA海外協力隊員の土屋雅人コーチが、子どもたちにサッカーを指導していました。
土屋さんは、ケニア・ウガンダ・ルワンダを渡り歩き、各地でサッカー教室を実施されているそうです。

モヨ・チルドレン・センターの子どもたちは、下は小学生、上は中学・高校生くらいと年齢に幅があります。
基礎練習もできる子とできない子に差があったりして、みんなで一緒に練習するのはなかなか大変です。

そんな子どもたちも、試合は大好きです。
施設の、サッカーには向いてなさそうな斜面でも、夢中でボールを追いかけていた子どもたち。
練習にはいまいち集中できない子でも、試合となると全力でボールを追いかけます。
サンダル履きやはだしでプレイしている子もいて、たくましいなぁと感心します。

私も練習や試合に参加させてもらいましたが、とてもついていけませんでした。
昔はスポーツをやっていたのですが、今ではすっかり身体はなまってしまい、走るとすぐに息があがってしまいます。
年齢を感じましたね...(苦笑)

私が環境教育の隊員ということで、サッカー教室に便乗させていただき、練習後に子どもたちといっしょにグラウンドのゴミ拾いをしました。
サッカーを楽しむことも、上達することも大事だけど、自分たちの使っている練習場所をきれいにすることも、プレイヤーとして大切なんだよ、という意識付けをしてゴミ拾いスタート。
それほど広いグラウンドではないのですが、ぐるっと一周しながらゴミを拾うと、大きなゴミ袋がすぐにいっぱいになってしまいます。

ゴミのポイ捨て文化は、街中でもサッカーのグラウンドでも同じですね...「みんなが使う場所だからきれいにしないといけない」という日本人の常識は通用しません。
今回はイベント的にゴミ拾いをしましたが、本気でこの環境を何とかしようと思ったら、継続したプロセスの中で実施する必要があります。「どうしたら継続できるのか」というのは、環境教育に限らず、どんな職種でも協力隊員が悩むことなんだろうと思いました。

今回のアフリカ・ドリーム・サッカーツアーは4月で終わり、次回は約半年後になるそうです。また次回も参加したいと思います!
それではみなさん、Kwa heri!

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