JICA海外協力隊の世界日記

KAI DIAK!~どっちから読んでも甲斐元気~

任地変更!

bondia!di'ak ka lae?

先月末で私の任期が残り半年を切りました。
そんなタイミングではありますが、タイトルの通り「任地変更」をしました。

時を遡り、1年次報告会を終えてしばらくしてのこと。

活動(サッカーの練習)中、
「練習を止めなさい!これからグラウンド工事に入るから!」
と、サッカー協会関係者が入ってきました。

突然の出来事に呆然しつつ、カウンターパートに話を聞くと
「以前から工事をするという話は聞いていたが今日からとは聞いていない」とのこと。

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↑人工芝を剥がす作業

詳細を尋ねると、
・グラウンドの配置換えや人工芝の張り替えをして代表チームの練習グラウンドを作る
・子供たちはグラウンドの隣に練習場所を作るからそこを使えるようになる
・工事は10月末までの予定

突然の活動停止。
配属先は代理のグラウンドを探すと言っているし「こういうこともあるか~(ネタになるか~)」と最初の頃はかなり楽観的でした。

活動停止の間は、
・8月に日本のサッカー大会に参加するための予算を政府と交渉
 (2大会から内諾を貰っていたものの予算不足で参加は叶いませんでした)
・他隊員の活動見学やお手伝い
・この機会を利用して東ティモールの地方の民族・文化に触れる
など、それなりに色々と楽しんでいました。

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↑工事開始から約1ヶ月(6月末)、人工芝が完全に剥がし終わりました

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↑更に1か月後(7月中旬)、とりあえず少しずつは進んでいる様子

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↑更に1か月後(8月中旬)、排水路のような物を作っている様子

工事は少しずつは進んでいるものの、カウンターパートからは「工事は恐らく10月末には終わらない、代理グラウンドも見つかっていない」と。
さすがの私ももしかしたら年内、いやこのまま帰国まで活動できないのでは…?と焦るようになりました。

そこでJICA(ボランティア調整員)に「私の配属先が展開している他県(地方)の支部に巡回指導に行けないか」と相談。
配属先からの承諾も得て、東ティモール第2の都市:バウカウの支部への1週間の出張が決まりました。

トップの写真はバウカウの陸上競技場兼活動場所の観客席です。
久しぶりのサッカー指導。そしてバウカウと言う運命的な場所への出張。

実は私は2019年度3次隊として、2020年4月からバウカウで活動をする予定だったんです。
しかしコロナ禍で派遣延期、任地・配属先変更となりました。
当初と配属先こそ違うものの、念願だったバウカウでサッカー指導が出来ると決まったときは感動と興奮でいっぱいでした。

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↑活動場所からは東ティモールで2番目に高い山:マテビアンを一望できます

その後も出張を重ね、出張の結果や工事の状況等を踏まえ、バウカウへの任地変更となりました。
出張の合間には、自分で居住先と交渉し、契約も済ませました。

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↑バウカウのオブララン(古着市場)

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↑活動場所の目の前にある野菜市場

バウカウに移動して約1ヶ月経ちました。
活動も生活も、これまでの空白を埋めるくらいとても充実しています。

心残りは、元配属先(ディリ)の教え子・指導者たちにきちんと挨拶が出来ていないこと。
帰国までにはグラウンドが完成・チームの活動が再開し、みんなと再会が出来ると信じています。

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↑報告会の数日後、ディリの選手達に誕生日祝いをしてもらいました
選手達の間を走り抜ける際にボコボコに叩かれるだけ(日頃の恨み?笑)ですが

この1年半あっという間だったけど、残り半年もあっという間に過ぎていくんだとろうなと思っています。
残りの時間を大切に過ごしたいです。

最後までご覧いただきありがとうございました。
até tempu seluk!(テトゥン語で「アテテンプセルク!/またね!」

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