JICA海外協力隊の世界日記

From ナミビア ~アラフォー電気系エンジニアのアランディス奮闘記~

#09-英語を使って授業をする時に参考にしている本とアプリ(理数科系)

みなさん、こんにちは!

今回の記事では、英語を使って授業をする時に参考にしている本や、いつも使っている翻訳アプリを紹介したいと思います。

ナミビアの公用語は英語なので、毎日の授業は全て英語で行っています。
僕が受け持っているのは「Industrial Electronics」(日本語に訳すと「工業電子工学」)という授業で、以下のような内容です。

・直流回路
・交流回路
・半導体
・トランジスタ
・サイリスタ
etc.

この学校(NIMT)で働き始めて10カ月ほど経つので大分慣れてきましたが、始めの数カ月間は毎日本当に大変でした。
英語で書かれた教科書の内容理解に時間がかかったり、授業中に英語が出てこなくて30秒ほど沈黙してしまったり。

そんな状況の中で、今から紹介する本やアプリには、かなり助けてもらいました。
そして現在進行形でお世話になっています。


1.授業でよく使うフレーズが書いてある本

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まず紹介するのは、『英語で授業シリーズ(1) 大学教員のための教室英語表現300』です。

書籍名:『英語で授業シリーズ(1) 大学教員のための教室英語表現300』
出版社:アルク
編:中井俊樹

この本には、授業の場面ごと(授業の始め、途中、終わりなど)に分けて英語フレーズが書かれていて、授業の進め方もイメージできるのでオススメです。
タイトルには「大学教員のための~」と書いてありますが、個人的には小学校や中学校や高校の先生でも使えるのではないかと思います。

ちなみに、僕がよく使うのは以下のフレーズです。

・Please take your seats quickly.
 「早く席についてください。」(授業の始め)
・I will take attendance.
 「出席をとります。」(授業の始め)
・Any questions so far?
 「ここまでで何か質問はありますか?」(授業の途中)

他にも授業で使える英語フレーズがたくさん載っているので、ぜひ読んでみてください。


2.算数・数学用語を英語でどう言うかが書いてある本

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次に紹介するのは、『新版 英語対訳で読む「算数・数学」入門』と『数学版 これを英語で言えますか?』の2冊です。

書籍名:『新版 英語対訳で読む「算数・数学」入門』
出版社:実業之日本社
編:マイプラン

書籍名:『数学版 これを英語で言えますか?』
出版社:講談社
著:保江邦夫
監:エドワ-ド・ネルソン

僕が担当する教科は理数系なので、算数・数学用語や数式・図形をよく使います。

日本語を使っている時はあまり意識していなかったのですが、理数系の教科は専門用語の宝庫なんです。。。
僕の場合は、英語での授業の準備をしている時に、「あれ?この数式って英語でどう言えばいいんだ??」となり、初めて気付きました。

例えば、「足し算」や「引き算」は日本語でも「プラス」「マイナス」「イコール」を使うので、英語でも言えると思いますが、「掛け算」や「割り算」はどうですか?すぐ英語で言える人は少ないと思います。

ちなみに英語で掛け算と割り算は以下の様になります。

・2 × 3 = 6 → Two times three equals six.
・8 ÷ 4 = 2 → Eight devided by four equals two.

他には「分数」の読み方は面白いです。
日本語では「分母」→「分子」の順に読みますが、英語では以下の様に「分子」→「分母」の順に読みます。

・5/7 → Five over seven.

他にも「指数(「xの4乗」など)」や「対数(log)」の英語での言い方は面白いので、興味のある方はぜひ読んでみてください。


3.翻訳アプリ(ほぼ毎日お世話になってます!)

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最後に紹介するのは、翻訳アプリ『DeepL』です。

アプリ名:『DeepL』
※Android版とiOS版、両方あります。
※無料でも使えます。

既に使っている方も多いとは思いますが、31言語(2023/11/30時点)の翻訳が可能な、かなり役に立つアプリです。

僕はパソコンでもスマホでも使っていて、授業で言いたいフレーズを日本語から英語に訳す時や、日常生活でも文法的に正しい英語を確かめたい時に使っています。

ただし、たまに違和感のある英文を提案されることもあるので、必ず自分で英文をチェックしたり、辞書と併用したりすることをオススメします。
例えば、一人称単数(私は、私の)の文章をイメージしていたつもりが、DeepLが提案する英文では一人称複数(We、Our)になっている場合です。
また、オンラインでないと使えないという欠点もあります。

ですが、基本的には数年前の翻訳アプリと比較して、提案される英語の違和感がほぼなくなり、技術の進歩の速さに戦慄を感じています。
まだ使ったことがない方は、ぜひ一度試してみてください。


今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

それでは、次回もお楽しみに (^_^)/ !!

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