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みなさん、こんにちは！

今回は、先日アカゲラコーヒー（コーヒー加工場が運営しているカフェ。詳しくは、「カフェの紹介をします！」をご覧ください。）で行った「おいしいコーヒーの淹れ方ワークショップ」の様子をお伝えしようと思います。

実はこのワークショップを行うことができたのは、私にとってとても嬉しいことでした。なぜなら、私がこのカフェに初めて来た約1年前は、まだエスプレッソマシーンしか使われておらず、ハンドドリップなどといったその他のコーヒー抽出器具はその当時、置かれていなかったからです。

そしてこのカフェにはバリスタが2人いるのですが、その2人は当初エスプレッソマシーン以外の抽出方法にはあまり興味を示すことはありませんでした。私が考えるに、ルワンダのカフェのほとんどは、エスプレッソマシーンしかもっておらず、それがルワンダにおける通常の水準です。加えて多くのルワンダ人は甘い飲み物が好きなため、ブラックでコーヒーが飲める人は少ないです。そのような理由で、エスプレッソマシーン以外の抽出器具は必要ない、という考えが根底にあったと思っています。

しかし、このカフェの近くにはルワンダの国立公園（アカゲラナショナルパーク）があるため、外国人観光客がしばしばアカゲラコーヒーへ足を運びます。私は外国人観光客がバリスタにどのようにしてコーヒーを抽出すれば美味しいコーヒーが出来上がるのか、という質問をする光景を何度か見かけたので少しずつタイミングを見計らいながら、ハンドドリップ、フレンチプレスの使い方などを彼ら二人に教えてきました。

そして、それらのコーヒー抽出器具の使い方を学ぶだけではなく、実際にイベントで使用してもらい実践を積んできました。

具体的には、7月に行われたJICAルワンダ事務所のコーヒーバリューチェーン強化プロジェクトが実施した「FREE COFFEE TASTING STAND」という無料試飲会に、アカゲラコーヒーのバリスタも参加させてもらいました。こちらのイベントでは、様々なコーヒー会社が集まり無料のコーヒーを提供することでプロモーションを行い、訪問者へ更にコーヒーへの親しみをもってもらうことが目的でした。そこでは、ハンドドリップを使用したコーヒーを提供しました。

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加えて、8月に隊員有志で参加したEXPO（詳しくは、「Free Coffee Tasting」をやってみました！をご覧ください。）では、フレンチプレスを使用したコーヒー提供を行いました。

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そのようなことがあり、それ以降このカフェには、少しずつエスプレッソマシーン以外のコーヒー抽出器具が導入され始めました。初めは「ケメックス」と呼ばれるドリッパーとサーバーが一体化している器具からはじまり、次にフレンチプレス、エアロプレス、マキネッタなどがカフェに置かれました。現在では、以下の写真のような品揃えになりました！

そして今回、それらの抽出器具のうち「エアロプレス」の使い方を教えてほしいという要望がカフェよりあり、今回のワークショップが実施できるようになったのです。

ちなみに今まで彼らに紹介したコーヒー器具の使い方は、JICAコーヒープロジェクトの専門家が書かれた、こちらの本（Coffee Hunting Note 100 カップログ）を参考にさせていただきました。

そして、今回のワークショップでは、「エアロプレスの使い方」を一緒に学ぶのと同時に、「お湯の温度」、「粉の細かさ」、「使用するコーヒー器具の違い」などがコーヒーの味の違いにどのような影響を与えるのか、一緒に考えました！

下の写真は、カップの中に入っている「細挽き」、「中挽き」、「粗挽き」のコーヒーの粉を見ながら、どの挽き具合がそれぞれのコーヒー器具に合っているのかについて学んでいます。

初めてのエアロプレスでのコーヒー抽出。彼らは熱心にメモを取りながら、学んでくれました。そしてバリスタだけではなく、シェフやサーバーのスタッフも自主的に参加しました！

このワークショップが終わった後、「エアロプレスの使い方が分かって良かった」、「どのくらいの粉とお湯を用意してコーヒーを抽出すればよいのか分かった」、「様々なコーヒー抽出器具の違いが分かった」など、感想を頂くことができました。

はじめはエスプレッソマシーンしかなかったカフェに、今では様々なコーヒー器具が置かれるようになり、さらにバリスタだけではなくその他スタッフも様々なコーヒーの淹れ方について興味を持ってくれるようになったという変化は、私にとってとても嬉しいことでした。

そして今後も引き続き、今回だけでは伝えきれなかった、おいしいコーヒーの淹れ方の秘訣について彼らに伝えていきたいと思っています！

みなさん、ここまで読んでいただきありがとうございました！それでは、次回投稿もお楽しみに！