JICA海外協力隊の世界日記

ラオスっこぐらし ~ここがふしぎなんです~

06 学校保健って?

さばいでぃーこんにちは☺

今回の話題は『学校保健』

学校保健とは、簡単に言うと、児童生徒等が健康に安全に学校で過ごせるよう配慮すること(保健管理)や、健康な生活を送る能力を育成すること(保健教育)です。

私は日本で養護教諭として働いていて、現在学校保健という職種でラオスに派遣されています。ここラオスには養護教諭という職業はありません。学校保健という概念もまだ浸透していません。

◎ラオスの教員に、学校保健について知ってもらいたい

◎先生たちは学校で何を課題だと思っているのか知りたい

という思いがあり、附属小の先生を対象に、簡単な研修会を企画しました。1回目は学校保健の概要と、学校の課題、2回目は救急処置について実施しました。

4月、5月に実施)

学校では、日本人から見ると(日本だったら)問題になりそうな状況がよく見られたり、指導法や授業規律などの改善点がたくさんあったりするのですが、それをラオスの教員たちが『課題』だと認識しているかどうかも定かではないので、子どもたちの健康や安全まで意識できているのかどうかわかりませんでした。

実際、研修会をしてみると、熱心に聞いてくれる先生方、意見をたくさん出してくれる先生方、思いのほか熱心で驚いてしまいました。

先生方からは、児童らの遊びの中での危険性や、お昼休みに大通りに出てしまうことでの危険、児童数が多いのにトイレが少ない、ごみが多いなどの意見が出ました。児童への指導で改善できるものもあれば、設置者の問題もあります。

この研修を通して、今度は児童へ健康や安全に関する指導を考えて取り入れていきたいと思っています。先生たちの意識も向上していくことを期待します。

やってみて、課題は山盛りでした。パワポで説明する際は、たどたどしさが満載でした。先生方の発表がさっぱりわからず、あとでなんとか解読し、色々な意見を出してくれていたことがわかったり・・・

また、付箋に1つずつ書いてほしかったけど文章を書いていて、けれどもとっさに説明もできず、私の語学力不足が炸裂しました。

カウンターパートの助けもあり、てんやわんやしながらもなんとか終えることができたのでした。こーぷちゃい!(ありがとう)

日本でもラオスでも同じですが、「言った」だけではなく「伝わった」かどうかが大切だと感じます。難しいです。

2回についてはまたの機会に。


読んでいただいて、ありがとうございます♩

~つづく~

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