JICA海外協力隊の世界日記

ラオスっこぐらし ~ここがふしぎなんです~

07 ドリアン香る職員室

さばいでぃー こんにちは☺

本日は、ドリアンの香りが職員室に充満しており、私の嗅覚を激しく刺激してなりません。

(※上の写真はドリアンではなくジャックフルーツだそうです。これも香りが強め)

そんな職員室の様子をご紹介。

職員室=仕事をするところだと思いますよね?

配属先の職員室では、お昼寝もしますし、料理もします。

WhatsApp画像 2023-07-04 09.40.37.jpg

食事は、お昼ごはんだけでなく、突如として始まるフルーツ解体タイムや、タムマックフーンタイム(パパイヤサラダのこと。具材を切って味付け、すり鉢とすりこぎのようなものでたたき混ぜながら作る。通称タムタムタイム)があり、職員はみんなを呼び寄せ、おしゃべりをしながらいつも何かしら食べています。何を話しているのか残念ながらほとんどわからないのですが、彼らにとって重要な情報共有の場であることに他ならないでしょう。

お食事はしばしば強制。『ユミコ!(私の名前)キンカオ~!!(ご飯食べるよ)マー!!!!(おいで)』

マンゴーがおいしい時期は、毎日のように誰かがどこからか持ってきては食べさせてくれました。マンゴーやパイナップルだと、私もおいしく一緒にいただけるのですが、辛い物やローカルすぎる得体のわからないおかずなどは食べられません。ですが、食わず嫌いは許されず、『シンブン!!!!(食べてみな)』

その割に、ラオスでなじみのないものはあまり食べてくれないというのがおもしろいところです。

カウンターパートは外国人やお金持ち向けのスーパーをよく利用するので、その際ほかの職員に差し入れとしてパウンドケーキを買っていったことがあるのですが、年配の同僚はとても警戒しながらちびちびかじっている様子でした。

また、隊員が「いつもご飯を分けてくれるのも申し訳ないから」と日本風のおかずを持って行っても、一口だけ食べるか、全く手を付けない、というエピソードもよく聞きます。

私はパンが好きでよく買っていて、同僚が興味を示すので、『シンブン?(食べてみる?)』と言ってみたのですが、丁重にお断りされました。

ラオスの人々が、一人でご飯を食べているところはほとんどみません。

なるべく誘い合ったり、家に帰って家族と食べたりしています。

お昼ご飯も、持ち寄ってみんなで食べます。わいわいしながら食べる文化は素敵ですが、手づかみでカオニャオ(もち米)を多数の人が食べるので、きちんと手洗いしないと誰かが保菌していたらあっという間に感染が広がってしまいます。

手を洗った後、カーテンで手をふく同僚・・・その手で食べるの?!

手洗いの指導、子どもたちだけでなく、大人に向けても啓発したいところです。

以上、職員室の様子をお届けしました。

お食事だけでなくいつも大爆笑が響きわたり、鼻歌も聞こえてくる愉快な職員室です。


読んでいただいて、ありがとうございます♩

~つづく~

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ