JICA海外協力隊の世界日記

ラオスっこぐらし ~ここがふしぎなんです~

17 活動の裏側~ 1つの活動ができるまで~

常夏でも秋を感じたい

さばいでぃー☺こんにちは

柿、梨、ぶどう・・・ 秋を感じるフルーツが市場に並んでいます。日本よりも安く、そして長い期間食べられるのでうれしいです。これらはタイや中国からの輸入だそうです。(梨なんかは1年中ある)日本に留学経験のある同僚が、日本は今良い時期だよねえ、と言っていました。少し秋を感じる、とはいえ、やはりラオスは今日も日差しが強く降り注ぎ、私はサングラスに日傘必須の日よけ必死の汗だくです。

さてさて、今回は活動の裏側についてお届けします!

‘‘君の名は’’

私は、学校保健が専門ですが、ラオスには保健の授業はないので、授業を担当したり、授業を見て助言をしたり、ということはしていません。なので具体的に何をするかは自分裁量のフリーランスボランティアということになります。(かっこよく言えば)

活動ができるまでの流れ

  • ①アイデアを考える
  • ②企画・提案をする
  • ③日程調整
  • ④教材作成
  • ⑤ラオ語の修正依頼・練習
  • ⑥打ち合わせ・通訳依頼
  • ⑦実施

ざっくりとこのような流れで進めます。

そして、現地の先生たちから、提案があったり、依頼を受けることもないので、基本的に『させてください』とお願いするスタイルです。先生たちには既存の仕事があるうえに頼まなければならないのもあり、止まることのないお喋りもあり、タイミングをよーーーく見計らって声をかけます。(ドキドキ)さらに、すらすらとラオ語が出てくるわけではないので台詞を準備して臨みます。(ハラハラ)②の企画・提案だけでもかなり気を遣い、エネルギーを使います。このエネルギー消費では痩せられませんが。(参照:13ほんとにあった怖い話https://world-diary.jica.go.jp/nagasawayumiko/life/13.php

‘‘巡り合わせ’’

隊員の中には、経験値が豊富でアイデアはたくさんあるし、教材だってたくさんある、でも日程が決まらない、土壇場で日が変わる・・・などなど、どこかの段階でストップがかかり、中々思うように進まないという経験をする人も多いのではないかと思います。

そこでキーパーソンになるのは一緒に仕事をする『カウンターパート』です。このカウンターパートがどんな人かによって活動の方向性が決まるといっても過言ではありません。

附属小学校では、先輩隊員がいたこともあり、隊員の受け入れに慣れていることや、カウンターパートが柔軟かつ速やかに校長先生に話を通してくれるので、これまでスムーズに活動させてもらいました。

大学では、学生の動きや、急に会議が入りがちな先生たちの動きがイレギュラーなので、提案をしてみても③日程調整のところで毎度躓きます。今回も、10月に2回目のワークショップを計画していましたが、来月に持ち越しになりました。「たぶんそうなるやろうな~」とのんびり構え、④教材作成が滞っていたので、私としても助かったのでした。 

1から作るのって大変・・・

教材については、日本だと雑誌からダウンロードしたり、動画などそのまま活用できるものがたくさんあったのですが、ここでは一から作成です。(もちろん日本の教材を参考にしますが)ラオスでこのイラスト通用するかしら?クイズの文化あるの?ああまた翻訳できない単語が・・・等々これも一筋縄では行きません。

あわてない・あせらない

大学での活動はいつ、実施できるか定かでないですが(6月に実施した1回目も、隙を見て半ば無理やり日程を決め、それでいて1日ずれるなどがあった)

年内に、いえ、帰国までにできたら良いかなと思っています。

度重なる日程変更にうろたえ、ぷんぷんしていたころに比べて(ぷんぷんなどと可愛いものでもなかった)、柔軟になったものです。


読んでいただいて、ありがとうございます♩

~つづく~

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