JICA海外協力隊の世界日記

こちらモロッコですけどなにか?٩( ᐛ )و

最終報告会

サラム・アレイコム(こんにちは)

モロッコから 助産師のまーみん です。
とうとう任地を立つ日がやってきました。ちょうど首都に最後の移動をする電車の車内でこの記事を綴っています。
大量になってしまった荷物も、居合わせた見知らぬ現地の方々が手を貸してくださり、なんとか帰路につけそうな予感です。

残り任期一か月を切ったくらいからでしょうか、2年間見慣れたはずの町並みを心に焼き付けるかのように、残暑の中、市内をやたらと歩き回るようになりました。(今さら知らない路地をみつけることもある笑)
日本で何度か引越しをした時には何日も前から景色の見納めをすることはなかったので、少し自分でも不思議な感覚でした。

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ふたりのママ

任地での最終報告会は 中間報告会ぶり にフランス語でプレゼンをするので、少しソワソワしながら準備をしていると、確認をしてくださっていたカウンターパートが「私たちがいるから大丈夫よ」と笑ってくれました。
そして、同僚たちや活動先に最後の挨拶周りをしていると「木曜日がfêteなのね」と。(ん?fête…?パーティー⁈ 報告会やって笑)

当日資料は何部必要か出席人数を事前に確認しましたが、その木曜日、開始予定の10時には カウンターパート と 同僚医師 のみ。
このおふたりはお若いですが私にとって モロッコのママ的な存在 で、クリーニング出し立ての華やかなワンピース と 普段あまり着用している姿を見ないジャケット をかっこよく着こなしてこの日は出勤して来てくれて、一緒に会場準備をしてくださいました。

気がつけば用意していた座席はすっかり埋まり、休暇明け かつ 任地での一大イベント 前にも関わらず、20名以上、配属先のほとんどの同僚にご出席いただくことができました。
冒頭の挨拶、ふとお向かいに座っていた ふたりのママ をみると、まさかの涙を流しており…。(えー、大丈夫って言うたやん笑)

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終わりなき荷造り

その後は無事に?最終報告会を終えて、ティータイムで団らんをしてから出席者の皆さんと集合写真を撮っていただきました。
ちょうど着任当日と同じ場所で並んで撮影をすることになり、本当に最初から最期まで愛溢れる職場に恵まれたのだなぁと実感が込み上げてきました。ふたつの写真はどちらも宝物です。

出国の一週間前には首都ラバトへ移動することが決まっており、週末は最終の荷造りとお世話になった住居の大掃除を予定していたのですが、まぁ電話が鳴ること鳴ること…。(途中でやっと悟った私は出発前日にしてスーツケースを買い足しました笑)

異国の地で、いつでも優しく味方をして守ってくださった同僚の皆さんはもちろんのこと、2年にわたり外国人を受け入れてくださった現地の方々に深く感謝しています。

夜遅くまで賑わう町で、モロッコ人はなんてパワフルなんや と何度思ったことかわかりませんが、最後の夜にアパートメントの屋上から眺めた夕焼けと通りの景色は、その場を離れ難くなるほど美しかったです。(心もスーツケースもいっぱいです)

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ビスラーマ ٩( ᐛ )و

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