2023/09/28 Thu
文化
もったいないです、日本人!
サラム・アレイコム(こんにちは)
モロッコから 助産師のまーみん です。
先日、二本松訓練所時代からの同期隊員とオンライン電話をしていて、
「英語ができないから」とか「もうちょっと経験を積んでから」とか
自分で理由を作って海外渡航を延期してしまう子どもたちがいるのは もったいない! という話になりました。
そう言う私の英語レベルは日本の義務教育で終了していて、実は自信があまりなかったことが 英語圏ではない任国 で活動を希望した理由のひとつでした。(未熟な語学でも海外には行っちゃうんだ・・・笑)
言語には とても力がある と思っていて、使い方によってたった一言が人生を左右するかもしれない、ですがそれと同時に言語は ただのツールでしかない とも思っています。
コミュニケーションは非言語的な部分も含めて、国境も人種も宗教もジェンダーも容易に超越していくもの だと派遣前以上に身をもって断言できます。
だからこそ、大人も子どもも 自分で壁や言い訳を作ったりしない で、やりたいことは 自分のタイミングでチャンスを掴めば良い と思うのです。
と言うことで、あなたもおいでよ モロッコ 笑
.
チャラいね ジャディダの男は
長い夏のバカンスシーズンでにぎわっていた任地は一気に静けさを取り戻しました。
今さらながら、私が住む エルジャディダ を少しご紹介します。
モロッコの首都ラバト から南に 最大都市カサブランカ があり、それと同じくらいの距離をさらに南下すると、美しき我がエルジャディダ が位置します。
大きな都市ではありませんが、海沿いで景色の良い町でポルトガル遺跡が残っており、市内はコンパクトに市場などが集結していて生活はとても便利です。
モロッコ国内旅行をしていると、その町々の雰囲気や人々の気性などに気がつきます。
単に海外旅行としてモロッコを訪れるよりも、在住しているからこそ、草の根で隊員活動をしているからこそ、その特性を強く感じられるのかもしれません。
そして、日本で生活をしたことがあるモロッコ人の方が言っていましたが、エルジャディダ人は 外国人をかまいたくて仕方ないらしい です。(カタコトで チャラいね〜 と言うていました笑)
ちなみに、現モロッコ隊員内でのもっぱらの噂では、エルジャディダは独自国家 と言いたくなるほど人間味あふれる町だそうです。
#モロッコおこし協力隊
モロッコ地震から数週間が経とうとしています。
大きな災害経験が少ないモロッコですが、モロッコの方々の行動力には本当に驚かされました。※写真は翌日に近所で収集されていた物資の山です。
SNSなどを通して被災地の様子や情報が伝わるスピード感。
エルジャディダに限らず全土で物資が自主的に回収され、人手不足とあれば個々や小グループで支援に向かい、献血の呼びかけは先まで予約が出るほどでした。
私が知る限りでは、非被災地で物品の買い占めなどが起こることなく、むしろ支援のための物資を購入する方々が多く、大きな量販店は早期に義援金窓口を立ち上げました。
以前一緒に活動していたスカウトグループの若者たちも、次の週末には被災地で支援活動に訪れたと聞いています。
とは言え、日本の皆さんもよくご存じのように、復興に必要なものは時間やインフラに限りません。
この美しい国にもっとたくさんの関心を寄せてもらうべく、折り返しに入った任期を存分に 現地の人々と共に生きる ことも私の使命であると思っています。
ビスラーマ ٩( ᐛ )و
SHARE