JICA海外協力隊の世界日記

こちらモロッコですけどなにか?٩( ᐛ )و

ハマムの神様...いい湯かな?

サラム・アレイコム(こんにちは)

モロッコから 助産師のまーみん です。
新しいスタートやテストなどちょっと頑張りたい日は、朝にトイレ掃除をする願掛けを十数年なんとなく続けています。

誰もが一日何度も用いるこんなにも大切な空間は他にあるでしょうか。

生活に欠かせないにも関わらず、プライベート空間でもあり話題にするのはちょっと恥じらってしまう方も多いかもしれません。(子ども達には一番盛り上がる大事な話題なのに!)
知りたいのになんだか聞きにくい モロッコのトイレ事情 、これは 助産師として 必ず記そうと決めていました。
…が、意気込んでいる間に 愛読する同期の記事 で先を越された時にはほっこり微笑みました♪

インドネシア日記~ソロ活動中~:#12 トイレにまつわるエトセトラ

遠く離れるインドネシアでの生活の中にも類似点が多く、同じイスラム圏なのだなぁと改めて実感するので併せて読んでみてください。(たくさんの素敵な投稿から敢えての “トイレ” を選ぶ私のセンスよ笑)

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ドキドキのユニットバス…

モロッコのトイレは洋式が増えてきていますが、日本の和式トイレのようなスタイルも多く残っており、赴任当初に用の足し方を実演してくださったにベテラン現地スタッフさんに大変感謝でした。
そして、この狭い和式トイレ空間の低い位置にはお尻を流すための水を汲む水道がある他、自宅によっては入浴用のシャワーが付いています。(イメージ的には 懐かしのボットントイレ でシャワーを浴びる感じ。いつか落ちてしまいそう…)
※現地語の “ハマム” は 入浴・トイレ 両方の意味があります。ーー詳しくは最下へ

地方の場合は設置されていないところがまだ多いですが、日用的には使用するのでトイレットペーパーは売っており、旅隊員必須のお供は マイ・トイレットペーパー です。
同僚は自宅でも使用している方が多く、職場でトイレに行く際に必ずと言って良いほど私のところへもらいに来ます。
一方、現地でトイレットペーパーを使っていない方によると、桶の水をビシャビシャになるほど使ってはおらず、左手を使って少量の水で流しているそうです。(それでも濡れたまま下着を履く抵抗感と言ったらハンパない)

日常の排便・排尿に関してはもちろんのこと、女性の生理の際にどのようにしているのかも気になるところで教えてもらうと、左手で洗い流すことは同じだそうです。
ただし宗教上、生理は不浄な期間とされており、モスクへお祈りに行くことはできず、生理が終わってから義務的に沐浴を行なって身を浄めます。
生理用の紙ナプキン・布ナプキン、タンポン、おりものシートなどは近所の日用品屋さんでも購入することができ、スーパーでは日本のドラッグストアと大差なく豊富な種類が並ぶものの、公共の個室トイレにサニタリー用の汚物入れを見かけることはありません。

現地の若い子にも聞くと、外では我慢してトイレは自宅を使うようにしていると話しました。
家族が多いと自宅でも和式トイレは汚れや臭いが気になり自分が使う前に毎回トイレ掃除をする、実は 膀胱炎症状 に悩んでいるといった子もいました。

ちなみに、モロッコの洋式トイレにもシャワータイプのウォシュレットが備え付けられていることがありますが、浴室のシャワー以上に強い水圧の場合があり脅威的です。(トイレ掃除で流すにはちょうど良いですが、水浴び後のように掃除範囲が広がる心算で挑んでください)
少し話は変わり付け足すと、出産直後で出血している母に、現地の助産師が迷いなく新生児用おむつのサイドを破って当てていたことは、なるほどと思いつつ驚きました。

#週末旅隊員︎ ~Moulay Yacoub ムーレイ・ヤコブ~

湯船に浸かる習慣こそないモロッコですが、この地にも 温泉 があります。
温泉大好きまーみんは、任期中に絶対したいことの一つが 温泉旅行 でした。(二本松訓練所で地域実習活動後と毎週末欠かさず岳温泉を満喫したのも良い思い出!)

モロッコ中北部にイスラム王朝の古都フェズが位置し、複雑な町並みは 世界一の迷宮都市 とも呼ばれます。
そこからの北西20kmほど離れた ムーレイ・ヤコブ温泉があり、浴場は地下1500mから汲み上げられ50°C以上の温度に達するそうです。
入浴施設が近付くとほんのり硫黄の香りがして、道に温かい湯が流れていてちょっとした温泉街がありましたが、日本のようなお土産通りではなく、石鹸やヘナ・ハーブ、桶やバケツ、垢すり用タオルなど入浴グッズ が豊富に並んでいました。

わからないことは入って誰かに聞けば良いだろうといざ突入…
混み混み空間はあの映画を思い出させ、テルマエ・マグリブ は日本の温泉とはかけ離れていたものの、久しぶりの湯船・温かい大浴場 で全身の巡りが良くなる気がしました。
もう一つの温泉 Ain Allah アイン・アッラー では外観と湧き湯だけ楽しみました。(帰国したら一番に温泉へ行こうと心に決めた)

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※おまけ
イスラム教徒の方は一日5回のお祈りの時間の前にお顔・手・足を洗う沐浴の習わしがあり、また、多くの日本人のように毎日の入浴、湯船に浸かる習慣こそありませんが、モロッコでは週2回ほどの頻度で 公衆ハマム に通っている方もいます。

ハマム は低温サウナのような温度・湿度が高い蒸し風呂空間で、建物の入口から男女別になっており、浴室へはショーツ一枚で入ります。
お湯を汲んで身体を流し、ヘナなどを塗って温まった後に垢すりマッサージをします。
家族や友人と所謂 パンツ一丁状態 で床をゴロゴロしてフォームを変えながら、全身こすり合いっこ です。
チップをを払うとマッサージスペシャリストのマダムに全身洗ってもらえます。(もちろんスペシャリストマダムもパンツ一丁、満員御礼やとなんとも言えない超絶特殊な光景…)
その後、石鹸で身体や髪の毛を洗い…人によってはそれを3回繰り返すそうです。
公衆ハマムは日本で云う 大衆浴場 のようで、地域差はありますが 10dh (150円程度) で入浴でき、荷物の預けや垢すりを依頼するチップを追加する程度で入れます。
その他にも、スパハマム、観光客向けハマムがあり、こちらは日本で云うスーパー銭湯、スパマッサージといった感じで、公衆ハマムに比べると金額は10倍ほどになるものの、清潔でリラクゼーション要素が上がります。

…今回はちょっと熱く語りすぎました。

ビスラーマ ٩( ᐛ )و

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