2022/12/23 Fri
人 文化 活動
~クリスマス飾りを作ろう!~青少年活動・鈴木隊員の1ページ
みなさん、こんにちは。
街の大通りにはイルミネーションが取り付けられ、お昼の明るい時間でも光っている所があったり、市役所にはトランポリンやフォトスポットができたりと、クリスマス・年末年始に向けた盛り上がりを感じています。
先日、同じ任地の鈴木隊員が「活動でクリスマス飾りを作ろうと思っている」と話してくれたので、活動の様子を届けてもらいました!
それでは鈴木隊員の1ページへ~
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こんにちは。青少年活動として主に幼稚園で活動をしている鈴木です。
12月と言えばクリスマス!と思い、活動先幼稚園でクリスマス飾りを作ることにしました。
カメルーンではカリキュラムを重要視しており、テーマごとの内容に沿って授業を行います(テーマは毎月変わります)。1学期(9月~12月)に子どもたちは三角、まる、四角などを学んだのでこの形が生かせるもの、この時期のカリキュラム内容に「巻く」があったのでこれらで何かできないか考えました。
そこで、ペットボトルを輪切り(まるの形)にして毛糸を巻き、それらをいくつか繋げてクリスマスツリー(三角形)のようにしようと思い、教諭たちに提案しました。
どの園も「いいね」「やってみよう」と言ってくれたので、ペットボトルを集めるのは教諭たちにお願いし、私は毛糸の用意と集まったペットボトルを切ったりなど分担することにしました。
そしていざ製作の日!なんと!ペットボトルは用意されていませんでした…。
説明が不十分だった?1週間でペットボトルを用意するのは難しかった?等いろいろ考え、「来週やろう!」と教諭と確認をしましたが、またも用意されていない…。3園中、2園は結局できないままクリスマス休暇になりました。
残りの1園も用意はされていませんでしたが、園長先生がペン立てにしていたペットボトルをいくつか提供してくれました。正直足りないのですが(子どもは約100人)、少しでも協力してくれることに感謝し、私が用意していたペットボトルも加えて準備を開始します。
準備が整いいざ子どもたちと活動開始です。1人1個ペットボトルを切って作った輪っかに毛糸を巻いていきます。
均等に巻ける子、一か所にすべて巻く子、巻けずに糸を絡ませる子、様々ですがみんな集中していました。
各テーブル10人ほどいるので、クリスマスツリーをイメージして三角形になるように繋げていきます。
この時毛糸で結ぶので子どもには難しいと思い、教諭たちに手伝いを頼みましたが「子どもはできるよ。簡単よ。」と言い、教諭たちは自分の作業をしていました…。
結局、毛糸を結べる子はほとんどおらず、それでもやりたがる子どもたちにはやってもらいましたが、うまく結べず…。飽きた子どもたちは騒ぎ出すという始末…。
休憩時間になってしまったので残りは私が行い、教室の壁や輪っかの間に飾ってもらいました。(輪っかは以前実習生が作ったものです。)
材料や手順が不適切だった? この製作に教諭たちが興味なかった? 子どもには難しかった? そもそもカメルーンのクリスマスってどんな感じなんだろう?等、今回の原因について考えれば考えるほど、深みにはまります。
そしてこの日記を書いていて気が付いたのですが、私は教諭とちゃんと話をしていませんでした。材料を集めるのは難しい? 一緒に製作しよう! など話さないとわからないことばかりです。自分の活動の在り方も考え直さないといけないですし、聞いたり聞き取ったりできる語学力も必要だと痛感しました。
ちなみに…。園によって1学期の終わり方は様々で先生が作ったクリスマスカードを渡したり、お菓子などを配ったりしてました。
来年のクリスマスもカメルーンにいるので、来年はまた違ったことができればいいなと思います!
それでは Joyeux Noël ! Bonne année! (メリークリスマス!よいお年をお迎えください)
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鈴木隊員の1ページはいかがでしたか。
準備やコミュニケーションに試行錯誤しつつも、カリキュラムやイベントに合わせた提案、また身近な物でできる事とアイデアが沢山詰まっていて素敵だなと思いました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
街のイルミネーションを楽しみつつ今日も活動に行ってきます。
Bonne Journée (よい1日を)
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