JICA海外協力隊の世界日記

カメルーンから今日の1ページ

~La fête de fin d'année~ 青少年活動・鈴木隊員の1ページ

みなさん、こんにちは。

先日、といっても1か月程経ってしまいましたが、同じ任地の鈴木隊員が活動している幼稚園で行われたLa fête de fin d’annéeとうパーティー(祝典)に伺いました!

外から見ているだけではわからない!?ということで、今回は鈴木隊員にLa fête de fin d’annéeについて書いてもらいました。

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Bonjour tout le monde !

こんにちは!バンガンテ市で活動している鈴木です。

この前の日記を読んでくださった方は誰だかわかってくれるはず…。

私は青少年活動として初等教育省ンデ県事務所に配属され、現在は公立幼稚園3園を巡回しています。

カメルーンでは5月下旬~6月上旬に la fête de fin d’année (卒園、進級を祝うパーティー)があります。このパーティーが終わると9月ごろまでバカンスになります。

今回はこのla fête de fin d’année について書きたいと思います。

朝から先生たちは園内の飾りつけや、最後に配布するプレゼントの準備をします。

テント設置や音響は専門の人が来ておこないます。ポップコーン屋さんやベニエ(ドーナツみたいな揚げ菓子)屋さん、写真撮影スペースなど様々な人が園の周りで屋台を開きパーティーっぽくなってきました。

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そして子どもたちが続々と登園。いつもの制服ではなく、みんなおしゃれをします。卒園生はガウンを着ます。先生たちもおそろいの衣装に着替えます。

9時開始!と言われていてもさすがカメルーン! 準備が終わる気配はありません!

そして準備が整っても来賓(私の配属先の人とか)が来ないと始まらない! 結局どの園も始まったのは10時を過ぎました。

La fête de fin d’année の内容は主にカメルーンのカリキュラムのテーマで習ったことの発表とダンスです。

一番盛り上がるのは何といってもダンス!この日のためにたくさん練習してきました。

カメルーンで流行ったノリノリの曲なので、子どもも大人もみんな口ずさみ踊ります。ダンスの中で特に盛り上がるのが腰を振るときで保護者からの歓声がピークになります。日本人の私からすると「これが子どもの踊るもの…」と思ってしまいますが、ダンスが大好きなカメルーン人にとってはいかに腰を振るかが大切なポイントのようです。小さい時から踊っているからこそ、大人も上手なんだと思いました。

La fête de fin d’annéeの終わりには各クラスに戻りプレゼントを受け取ります。1年間使ったワークブック、成績表、写真、お菓子、パン、ジュースなどがバケツに入れられ、もらった子から保護者とともに帰ります。

園によって多少の違いはありますがこんな感じで盛大にla fête を楽しみます。

La fête de fin d’annéeで感心したことは園に来た小中学生や先生たちの子どもが準備や後片付けを手伝います。保護者や園児の座る椅子やテーブル、ダンスをするための衣装着替えなど裏方の仕事は小中学生がよくやっていました。

他にも日本との違いがたくさんありますがここには書ききれません!

是非皆さんもカメルーンに来て見てください!

Bonnes vacances!

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今回は鈴木隊員から幼稚園の様子を伝えてもらいました。

子どもたちは発表に一生懸命、緊張したり楽しんだりしている姿が印象的でした。

そして子どもの様子をみたり、「MISAKO~!」と先生に呼ばれあちこち動き回っている鈴木隊員は生き生きしていました。

また、子どもたちがニュースキャスターになりきって劇をするシーンでは、「日本からJICAボランティアのMISAKO SUZUKI がきた」と話題になっていました!

最後まで読んでいただきありがとうございます!

9月から新学期ということで、また活動についても教えてもらいたいなと思います。

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