JICA海外協力隊の世界日記

カメルーンから今日の1ページ

~バカンス中の活動後編~青少年活動・鈴木隊員の1ページ

前回に引き続き、同じ任地の鈴木隊員にバカンス(長期休暇)中の活動について書いてもらいました!

8回のサマースクール、今回は第5回から最終の様子を~鈴木隊員の1ページ~

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こんにちは! 鈴木です。

サマースクール後編をお届けします。

第5回 折り紙

日本の遊びといえば折り紙ということで、みんなで折りました。

まずは簡単なネコをみんなで折りました。目や口なども描いて完成です。

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その後は鶴、ハート、ぴょんぴょんカエル、角箱の見本を用意し各自で折ります。見本を見ながらひとりで折れる子、教えてもらいながら折る子等様々です。どの子も集中しており、時間いっぱいまで行いました。終了後には職員さんに見本をコピーしてもらい持ち帰る子もいて、興味を持ってくれたのが嬉しかったです。

第6回 映画を見よう

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職員さんから道徳的な内容の映画が見たいとのことで、日本の昔話から「浦島太郎」、イソップ物語から「ウサギとカメ」、道徳ではありませんがアニメを見ました。

映画を見てから、職員さんと子どもたちで感想や内容を話し合いました。

私は話し合いの内容についていけず、途中で話を振られても何も答えられませんでした…。こうゆうときにもっとフランス語が理解できたらいいなぁと思います…。

第7回 魚釣りゲーム

職員さんから工作や絵を描いたりもしてほしいとの要望があり、魚釣りゲームをしました。

tsuri1.JPG

まずは紙に魚を描きます。イラストや見本をまねる子もいれば、独自の描き方や色の塗り方をする子もいました。
描いた魚の周りをハサミで切り、口元にクリップを付けます。釣り竿は糸にクリップを付けて完成です。
全員の準備ができたところで魚釣り大会をしました。

全員で一斉に釣って、釣れた数を競いました。しかし紐が絡んだり、手を使っている子もいたので子どものほうから2人ずつ1分間の勝負にしようと提案があり変更して行いました。勝負ごとになると勝ちにこだわる子もいて、あの手この手で遊んでいました。

最初に説明した時には子どもたちから「幼児っぽい」との声も聞こえ、確かに参加している子の年齢に対して簡単すぎるか?とも思いましたが、楽しんでくれたようです。

第8回 トントン相撲

空手、柔道はカメルーンでも有名ですが、国技である相撲の認知度は低めです。実際に相撲をとることはできないので、折り紙のトントン相撲を使い相撲を知ってもらうことにしました。

sumou1.JPG

まずは相撲の動画を見てもらいました。力士の姿を見て顔をしかめる子、相撲の試合に声を上げる子もいました。

sumou2.JPG

その後はみんなでトントン相撲を折りました。顔や模様も描いてオリジナルの力士が完成しました。

ダンボールの上に乗せていざ対戦です!ダンボールの叩く場所や力加減を変え長期戦の試合もあれば、一瞬で決着がつくこともあり、歓声が上がりました。

これでサマースクールは終了です。

毎回どんなことをしようか、何が楽しんでもらえるかを考えながら行ってきました。計画したけれどできなかったこともあるので何かの機会でできるといいなぁと思っています。

このサマースクールに誘ってくれたNGOの方、内容を一緒に考え盛り上げてくれた先輩隊員、私の拙いフランス語でも理解し参加し楽しんでくれた子どもたちのおかげで何とか最後までやり遂げることができました。

私の任期もあと約6か月。このサマースクールで学んだことを活動に生かしていきたいと思います。

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鈴木隊員の1ページはいかがでしたか。

私もぴょんぴょんカエルがうまく折れないと苦戦しつつも参加し、子どもたちと一緒に飛ばすことができました!子どもたちを見ていると、角箱を広げた時の歓声や折り紙が少しずつ変化し形になっていく様子にワクワクしてくれているようでした。

カメルーンでは9月から新学期が始まります。学校から子どもたちの元気な声が聞こえてくるのももうすぐです。

Bonne journée (よい1日を)

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