2022/11/22 Tue
文化 食
カカオ畑へ
こんにちは。
私が住んでいる地域(カメルーン・西部州バンガンテ郡)では11月上旬から雨が降らない日が続き、乾季が始まっています。(乾季はまったくといっても過言ではないほど雨が降りません。)
晴れ続きの毎日、週末にカカオの収穫に行ってきました。
今回は活動とは別で、先日利用したタクシーの運転手さんと畑の話になり、畑で何を育てているかを伺ったところ、カカオを育てていて、11月頃に収穫予定ということを教えてくださったことがきっかけで、カカオの収穫に参加することができました!
5月頃に咲いた花が5~6ヵ月ほどでこのように大きく成長、黄色くなると収穫できるそうです。
1個500g前後ほどの重さ(もっと重い!?)で、ずっしり。木にくっつくように実がなっています。
ナタで切ったり、手でクルクル回しながらちぎったりして採っていきます。
↑ナタを使って収穫をしているところ
手が届かないところは、長い棒の先端に刃物を取り付けたものを使い一突きして実を落とします。
お兄さんはスイスイと狙いを定め簡単そうに次から次へと実を落としていましたが、私には難しく危うくお兄さんの頭に棒をぶつけてしまうところでした。
採ったカカオはそのまま地面に置いておき、あとで袋に入れて運び1か所にまとめます。
↑集められたカカオ
カカオの実を割ると白い綿のようなもの(カカオパルプ)に包まれたカカオ豆がたくさん入っています。(カカオの殻は堅いため、ナタを使ったり、木や地面にたたきつけ割ります。)
カカオパルプは少しねっとりと水分を含んでおり、食べる事ができます。ほんのり甘酸っぱいライチのような味で私は好きです。
一緒に行った同じ任地の鈴木隊員は「スポーツドリンクっぽい味かな!?」と。確かにそんな感じでもあります。
カカオパルプはおいしいのですが、マルシェ(市場)ではこのカカオの実を見かけたことがありません。
ほとんどのものが、醗酵・乾燥させて加工用として流通されているようです。
今回収穫したものも、醗酵・乾燥させてから業者の方に買い取ってもらうようでした。
この日は収穫のみの作業で、次の日にカカオの実からカカオパルプ・カカオ豆を取り出し袋に入れて3日間保管、その後袋から取り出し3日間ほど天日干しと作業(醗酵・乾燥)が続くそうです。
収穫できるカカオを見つけたり、色の違いを感じたり、時々花を見かけたりとあっという間に時間が過ぎていきました。
↑花は白くて小さいです
改めてチョコレート等として食べられるようになるまで手間がかかっている事を実感した1日でした。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
今日は活動、じゃがいも畑に行ってきます。
Bonne journée(よい1日を)
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