JICA海外協力隊の世界日記

SAKAMOTO, search fire!

植林樹の苗床へレッツゴー

皆さんこんにちは!

先日、植林地そばの2か所の苗床へ行ってきたので、レポートしたいと思います。

配属先の植林活動

配属先であるリロングウェ水公社は、マラウイの首都リロングウェ各地へ配水しているだけでなく、配属先が所有するダムのそばの植林地(Malingunde Plantation site、マリングンデ)、配属先本社すぐそばの植林地(Katete Plantation site、カテテ)の2か所で植林活動を行っています。

この活動は、前々回(首都リロングウェが抱える問題と配属先の課題)お話しした水源林が伐採され続けている、という問題に対し始まったものです。素晴らしい活動ですが、植林地は水源林ではありません。このまま水源林が伐採され続けると、乾季においてリロングウェで深刻な水不足に陥ることになるでしょう。結局は国をあげてどうにかしないといけない問題であると思います。

2か所の苗床

今回訪れた2か所の苗床は、どちらも配属先が所有するダムのほとりにあります。上司曰く、政府推奨の売店?で仕入れているそうです。

種類は以下の写真の通り、対応関係がしっかりと合っているかはわかりませんが8種です。すべてアフリカに分布している樹種だそうで、それぞれに現地語の名前が付けられているので、マラウイにも分布している種であると思われます。

毎年100人程度を一時的に雇い、これらの苗を雨季に一気に植えるそうです。

植樹対象種.png


以上、植林のための苗床をご紹介しました。

途上国といえば森林伐採、というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。しかしそんな途上国にも、その問題に対し活動を行っている現地の団体があります。

これは自分も驚きました。そもそも自分には、環境破壊が人々の私利私欲のために行われている、というような報道によって形成された先入観があり、その先入観のせいで先進国が先導して環境問題に対応していると思い込んでいました。もちろんそのケースもあるでしょう。

実際に行ってみないと分からないことは多いですね~。そして、溢れた情報の中から確実に情報を選び、100%信用せずに自分で考えることも、改めて大切だなと思います。

今回はここまで。それでは、Tionana!

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