JICA海外協力隊の世界日記

ブータン便り

標高2,000m超のハーフマラソン

Kuzuzanpola! 隊員の岩井です。

私の任地パロで開催された5月25日のThunder Dragon Marathon、6月11日のCivil Servants Marathonに参加してきました。

3月に参加したBHUTAN INTERNATIONAL MARATHONはブータン中部のプナカ県にて開催でした。プナカ県は標高が1,300m程と低く、基本的に下りだったので楽でした。加えてマラソン前々日まで出張で標高2,900mのポブジカに一週間滞在しており、実質高地トレーニング明けに参加したようなものだったので息切れもせず非常に快適に走れました。

しかし今回の任地(標高2,400m)でのマラソンはそんな高地トレーニングアドバンテージなんてものはなく、ひたすらに辛かったです。6月のハーフマラソンに関しては前日までプナカ県(標高1,300m)で一週間出張だったので、一日で標高が1,000m上がってのランニングということでよく完走(歩)できたなと思っています。

さて、以下は当日についての紹介です。

Thunder Dragon Marathon

Thunder Dragon Marathonは海外の参加者もいるということで比較的しっかりしています。飲み物や軽食が3km毎に設置しており、要所要所にスタッフがいて道案内や応援をしてくれます。医療スタッフも点在しており膝が痛くなった時は冷却スプレーをしてもらいました。
コースはマラソンというよりもトレイルランでした。以下のホームページを見るとわかるのですが、舗装されていない道や田んぼの畦道、ゾンの敷地内を走ったり牛と馬を追い抜かしたりとブータン感満載のマラソンで楽しかったです。
加えてゴール地点がホテルということでゴール後はホテルの美味しいランチまでいただき、満足度の高いイベントでした。
https://www.thunderdragonmarathon.com/#OURPHOTOS

Civil Servants Marathon

続いてはCivil Servants Marathonです。ブータンで働く公務員を対象としたマラソンです。こちらは6月にブータン各所で開催されたWell-beingプログラムの一環でした。ざっくり言うとみんな体を動かして健康にハッピーになろうよというプログラムです。こちらもある意味ブータン感満載のマラソンでした。
まず事前に共有されたコースと当日のコースが全然違っていました。スタート5分前に口頭でのコース説明となり、聞いたこともない橋を渡ってと説明され一体何が何やら状態。事前情報だと3km毎に給水ポイントがあるとのことでしたが、もちろん事前情報通りにはありません。途中右往左往することもありましたが、何とか無事にゴール。事前情報でもらった制限時間内でのゴールでしたが、ゴールテープは撤収されブータンの伝統的な踊りが始まっており、ゴールを出迎えてくれるスタッフは皆無。久々にブータンの洗礼を受けました。ブータンは海外からの来客がいるとものすごくやる気に燃えますが、現地人のみのイベントだとこんな感じで結構適当です。

以上私の住むパロで2つのハーフマラソンへの参加記でした。帰国までに首都ティンプーでのハーフマラソンに出たいなと思っています。

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