JICA海外協力隊の世界日記

ボリビア便り

#29 未来へのかけはし~サンタクルス日本語普及学校より~【青少年活動/中庭】

バトンリレー第8弾!皆さん、こんにちは!中庭です。

私の任地、ボリビア・サンタクルス県は日本人が入植した歴史から現在もオキナワ移住地、サンフアン移住地、そしてここサンタクルス市内と3つの日本語学校があります。その中から今回は毎週土曜のみ開校されている「サンタクルス日本語普及学校」の様子をご紹介します!

オキナワ移住地・サンフアン移住地の学校の様子については、先の「世界日記」ボリビア便り↓を是非ご一読ください!

#22 感謝 ~Muchísimas gracias~【青少年活動/家弓】 | ボリビア便り(ボリビア事務所) | JICA海外協力隊の世界日記

#23 一緒に前へ進もう!【小学校教育/伴場】 | ボリビア便り(ボリビア事務所) | JICA海外協力隊の世界日記

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私は日々の活動とは別に、週末ここで幼児クラスのお手伝いをしています。現在この学校に通っているのは、主に日系人の5歳から18歳までの約80名の児童生徒です。普段はスペイン語で生活することが主である彼らですが、ここで共に日本語を学び、日本語を通して日本の文化や規範を身につけることを目的としています。

この日は5月初日。日本でも見ることの少ないこんな立派なこいのぼりが、地球の反対側ここサンタクルスの空を気持ち良さそうに風に乗って泳いでいます!ボリビアでは通常の日ではありますが、日本語普及学校では日本の「こどもの日」に因んだ学習活動が大切にされています。

幼児クラスでは「こいのぼり・兜づくり」などの楽しい製作活動を通して、日本の行事に関心を持つことをねらいとして学習を行いました。ボリビアの「こどもの日」とはまた違う日本ならではの特別感に子どもたちのワクワクが止まりません!

来校のきっかけは赴任当初に発達相談の依頼を受けたことでした。しかし、子どもたちの可愛さに魅了され、いつしかこれまでの経験を活かして授業や教材提供などで携われるひとときが私の楽しみの一つになっています。


幼児クラスは日本語学習を開始してまだ間もないため、現在は五十音やあいさつ・身近な単語学習が中心ですが、これから日本語を通して新たな世界が少しずつ広がっていくことを期待し、子どもたちと楽しく学習を続けていきたいと思います!

この日の下校時、校舎の上に架かった虹(しかも2つ)のように、

彼らがいつかになりますように

文責 中庭 藍(2023年度3次隊/青少年活動/サンタクルス県サンタクルス市)

➡➡ 次は同じサンタクルス市内で活動する伊藤さん、お願いします!

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