2026/02/20 Fri
活動 自然 観光
観光隊員が紹介!バヌアツの魅力とおすすめ観光情報!~バヌアツペレ島海洋保全プロジェクト&ビレッジライフ~(#6須藤佳澄/職種:観光)

Halo! 2025年度1次隊バヌアツ観光隊員須藤佳澄です。2025年9月からバヌアツ観光事務所で活動しています。バヌアツ観光事務所では、主に日本市場向けに、バヌアツの認知度向上と将来的な誘客を目指した観光マーケティングやプロモーションに携わっています。 
今回はペレ島での海洋保全プロジェクトに参加した様子をお届けします。ペレ島は、首都ポートビラから車で約1時間半移動し、Emua warfからボートで約20分です。Willie Kennethさんという方が18年前からバヌアツの海洋保全のためにさまざまな取り組みをしており、Facebookページでプロジェクトのボランティアを募集しており参加しました。

今回参加したプロジェクトは、約4か月前に設立された地域主体の海洋保全ネットワークの新しい取り組みです。現在は、今年5月まで継続予定のサンゴ礁の衛星マッピングプロジェクトの初期段階に取り組んでいます。ネットワークにはペレ島すべてのコミュニティの代表者が参加しており、地域が一体となって保全活動の計画と実行を進めています。
現在の主な活動内容は以下のとおりです。
・海洋ごみ・漂着ごみの回収活動
・オニヒトデの駆除によるサンゴ礁保全
・小規模なサンゴ礁の再生活動
また、長期的なビジョンとして、地域の若者や学校の生徒たちと連携し、地域の担い手育成にも力を入れています。

今回の滞在期間中には、ニュージーランドの大学の研究チームやバヌアツ国立大学の学生たちがいました。ニュージーランドの大学チームは、サンゴの衛星マッピングなど調査をしていました。バヌアツ国立大学の学生たちは、海でのゴミ拾い、サンゴの植え付けなどのプログラムで1週間来ていました。私たちJICAボランティアとPeace Corps(アメリカ)のボランティアは、1泊2日と一部の参加となりましたが、ペレ島の海洋保全の活動やビレッジの様子を紹介します。

ペレ島に到着し、プロジェクトチームの方の案内のもと森の中を約10分歩き、ホームステイする村へ向かいました。

村に向かう途中に大きな山羊を見つけました。村人に聞いたところ食べるために飼っているそうです。歩いていると急に大きなくしゃみが聞こえて何かと思ったところ、山羊がいて少し驚きました。バヌアツでは、予想ができないものとの遭遇や事柄が多く、いつも面白いです。

プロジェクトチームのメンバーが揃うまで海辺でぼーっとしたりおしゃべりをしたりしていました。子供達が海辺のゴミを集めており、「なんでゴミを集めているの?」と聞いたところ、「お父さんにみんな(わたしたち)がくるからゴミ拾いして」って言われたとのこと、少し恐縮しながらみんなで力を合わせてゴミ拾いをしていて感心しました。バヌアツの子供達はよく家のお手伝いをしている印象があります。

時間があったので、もう一つの村に行きました。再び海辺でぼーっとしていたら、村人たちが話しかけてくれおしゃべりをしました。また、子供達が地面に線を書いていたので、私もみんなの名前をカタカナで書いてみたところ、興味津々で喜んでくれました。「ありがとう」と「こんにちは」はアルファベットでの発音も書いたので、子供から大人まで何度も言ってくれて嬉しかったです。

ホームステイ先の村に戻り、子供達と指相撲や腕相撲など遊んでいたところ、一人の子供が大きく赤い月を指差し、みんなで海辺に見に行きました。写真では綺麗に撮れませんでしたが、とても美しい月でした。

夜になり、バヌアツ国立大学の学生も集まり、次の日や1週間の予定などブリーフィーングが行われました。環境関連のバックグラウンドを持つ学生たちが集まっていました。

ブリフィーング後は、アイランドカカエ(島のご飯)を食べました。焼きバナナはパンケーキのようにふっくらしていて美味しかったです。

虫が心配だったので、日本から蚊帳を持ってきたものの、住んでいる首都では一度も使う機会がありませんでしたが、今回初めて蚊帳を使いました。蚊帳のおかげで安心して眠ることができました。海の近くだったので寝る時や起きた時に海の音が聞こえました。
朝起きて数分で海を見渡すことができる環境は、離島ならではの瞬間だなと感じながら、散歩しました。
朝ごはんは、蒸しバナナ、マンゴー、クラッカーなどがありました。島の心地よい風を感じながらコーヒーを片手に、学生たちとおしゃべりしました。その後、遂にペレ島の海で泳ぎました。海の中は、ミドリイシ(造礁サンゴの総称)の仲間が一面に広がっていました。

ペレ島は、豊かなサンゴ礁に囲まれたバヌアツの小さな島です。島に暮らす4つのコミュニティは、昔からサンゴ礁と自分たちの生活との関わりを大事にしてきました。一方で、漁業や海洋汚染などの影響により、サンゴ礁が徐々に劣化する課題にも直面しました。こうした背景から、ペレ島の人々はおよそ約20年にわたり、主体的にサンゴ礁の保全活動に取り組み続けています。

ペレ島のコミュニティが力を入れているのは、地域レベルでの具体的な取り組みでサンゴ礁の再生(Reef Restoration)です。これは、サンゴを実際に植え付け、時間をかけて新たなサンゴ礁を育てていく活動です。

泳いでいると、ところどころにサンゴの植え付けをしている箇所がありました。ペレ島で主に用いられている再生手法は、「コーラル・クッキー」と呼ばれる方法です。この手法は、島のサンゴ礁の一部を着実に再生させる効果を上げているようです。コーラル・クッキーとは、セメント製のブロックにサンゴの断片を埋め込んだもので、これをワイヤーフレームに取り付け、海底に固定します。そして、時間をかけてサンゴが成長していくのを待つそうです。

サンゴに囲まれているシャコガイも見つけました。

イソギンチャクに隠れていたハマクマノミの群れにも遭遇しました。
バヌアツ国立大学の生徒たちが海に潜ってゴミを拾っていました。

海の中には、ペットボトルや魚を釣るために使うペットボトルでできた道具などのゴミがありました。

また、子供達が海からオニヒトデを拾ってきました。ペレ島では2013年にオニヒトデが大発生し、約90%のサンゴが被害を受け、サンゴ保護活動のきっかけにもなったそうです。

今回はバヌアツで海洋保全について取り組んでいる現地の方々との対話や、村の人々との交流、学生たちとの交流など、とても良い機会となりました。Willieさんたちのプロジェクトチームから、今後も情報交換やサポートの希望あったので、一緒に参加した観光局で働いているPeace Corpsのボランティアなどの方々と協働しながら、海洋保全と地域コミュニティ発展のために少しでも役に立てるといいなと思いました。
この1週間はペレ島1泊2日、エラコールアイランドで配属先の研修が4泊5日あり、バヌアツに来てから初めて時間と戦った時もありましたが、実りの多い1週間となりました。
\ バヌアツ観光事務所公式SNS /
バヌアツの観光情報や最新ニュースを発信中です!
Instagram:https://www.instagram.com/vanuatu.jp/
Facebook:https://www.facebook.com/VanuatuTourismJP
<その他の記事>
観光隊員が紹介!バヌアツの魅力とおすすめ観光情報!
~秘境バヌアツのビレッジステイ~
https://world-diary.jica.go.jp/JICA_Vanuatu/cat2354/post_12.php
~ヌナ島&ペレ島~
https://world-diary.jica.go.jp/JICA_Vanuatu/cat2354/2_1.php
~ノースエファテ編~
https://world-diary.jica.go.jp/JICA_Vanuatu/cat2354/3_1.php
~半日街中ツアーin首都ポートビラ~
https://world-diary.jica.go.jp/JICA_Vanuatu/cat2354/_in4.php
~Moso島ツアー編~
https://world-diary.jica.go.jp/JICA_Vanuatu/cat2354/moso5.php
Tankiu Tumas!(ありがとう!)
SHARE





